日本プロ野球でプレーしたコーチたち
2018年のシーズンはコーチ陣に大きな入れ替わりがありました。その中で驚いたのは、現役中に日本のプロ野球(NPB)でプレーしたことのあるコーチが3人もいることです。1人目は去年までバッチングコーチで、今年からベンチコーチ(日本でいうヘッドコーチ)を務めるミューレン氏です。ミューレン氏は前回私が連れて行ってもらったオランダ代表の監督でもありました。1994年はロッテで、95年と96年はヤクルトでプレーしました。日本語も含め5ヶ国語喋れます。
今年のバッチングコーチは中日でも大活躍してパウエル氏です。パウエル氏は私が小・中学生の時にテレビで彼がプレーしているのを見ていた記憶があります。スター選手でしたので顔もしっかりと覚えていました。
アシスタントバッティングコーチはシュー氏です。シュー氏は日本ハムで1993年、94年とプレーしました。私が子供の頃始めてプロ野球の試合に連れて行ってもらったのが東京ドームでの日本ハム戦で、そこでファンクラブに入り、ファイターズが好きになりました。そのファイターズでプレーしていたシュー氏も鮮明に覚えています。
この3人は皆日本が大好きだったようで、今年はキャンプ中から日本語が飛び交っていました。私はアメリカに来てからもう16年が経ったのでアメリカ人の中にいるのが普通ですが、日本人を理解しているコーチたちと仕事を共にするのは今まで以上に楽しさがあります。この様な良い雰囲気のあるチームで今年はワールドシリーズで優勝できればと思います。
サンフランシスコより
植松泰良