同じ仕事をしている日本人
昨日は久しぶりに勝ちました!賢介さんの大活躍はチームに確実に良い風を吹かせていると思います。外野に転向してまだ10数試合ですが、本当に頑張っています。もしサンディエゴにいらっしゃるのであれば、今日、明日と先発出場すると思うので応援宜しくお願いします。
さて、去年の5月くらいから、ライバルのドジャースにも日本人のブルペンキャッチャーがいます。歳も同じだし、髪型が同じなので、時に、「お前ら兄弟か?」と言われる事もあります。ドジャースは一番のライバルですが、試合後にはご飯を食べにいきます。同じ仕事をしているので、お互いのチームの状況だとか、大変な事だとか、色々と共有出来ます。モチベーションも上がります。チーム同士はライバルでも、試合が終われば仲の良い友達なのです。
石橋ブルペンキャチャーは高校を卒業し、渡米し、ロサンゼルスにある短大に留学して野球を続けました。日本からアメリカの独立リーグに1年間だけ参加した「侍ベアーズ」というチームでプレーし、数年後にドジャースのマイナーリーグでプレーし、引退後もドジャースのマイナーリーグスタッフとして活躍し、昨年5月にメジャーのチームから声がかかったようです。
石橋君はチームメートから「Fumi」と呼ばれているようです。キャンプ中に、彼とマイナーリーグで一緒にプレーした、ドジャースのピッチャーと一緒にゴルフをする機会があったのですが、石橋君はチームメートからの信頼もあついようです。「Fumiに捕ってもらうと、90マイルのストレートが100マイルくらい投げている様に思えるんだよ!」と言っていました。音を鳴らして捕ってくれるんですね。この間キャッチャーミットを見せてもらいましたが、音がなりそうなミットを使っています。さすがキャッチングの良いキャッチャーのミットだなと感激しました。
自分の事より、まずは選手の事、そしてチームの事と一生懸命働いている石橋君を見て、自分自身も負けない様に頑張らなければと、会うたびに刺激を受けます。お互いそれぞれのチームで一生懸命努力して、長い間活躍出来ればと思っています。ドジャースの試合を観に行く方がいましたら、ブルペンの石橋君にも注目してください!
サンディエゴより、
植松泰良