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ついにマー君もしてしまった肘の怪我

数日前、ヤンキースの田中投手が肘を痛めたのをニュースで観ました。肘の靭帯を損傷しているということです。肘の内側の靭帯(肘内側側副靭帯ーMCL)というのは、投球時に凄くストレスがかかる靭帯であり、今シーズンも、メジャーリーグではその靭帯を損傷した選手は数多く、損傷の程度によってですが、復帰には手術を必要とするケースがほとんどです。

 

手術というのは、1974年にフランク•ジョーブ博士というロサンゼルスドジャースの当時のチームドクターがトミー•ジョン投手に行った、損傷した肘の靭帯(骨と骨を繋ぐ組織)を摘出し、体の他の部分の腱(筋肉と筋肉、筋肉と骨を繋ぐ組織)を摘出してそれを移植し靭帯化するという手術です。

日本人選手では今までに田中投手の他に、カブスの和田投手、藤川投手、メッツの松坂投手、レッドソックスの田沢投手、元レンジャーズの大塚投手もその靭帯を損傷し、修復手術を受けました。この靭帯の損傷、そしてそれに対する手術については近いうちに詳しく書こうと思っています。

 

この怪我の大きな原因は、日本とメジャーの野球環境の違いなのではないかと思っています。日本のプロ野球からメジャーリーグに挑戦して1年目にこの肘の靭帯の怪我が起きるという事で考えられる事は、下記の3つの変化が大きな原因になっているのではないかと思っています。

 

1. 公式球の違い

 

2. マウンドの違い

 

3. 調整方法の違い

 

今回のブログでは、1の公式球の違いについて書いてみます。

 

 

皆様もご存知かも知れませんが、メジャーリーグの公式球は「滑る」と有名です。メジャー球も日本の公式球もどちらも牛皮を使って作られているようですが、なめしが違うようです。メジャー球は縫い目が高く、極めが荒いです。日本の公式球は縫い目が低く、きめ細やかです。なので、空気抵抗の大きいメジャー球は変化が大きいのです。

 

日本プロ野球の公式球を数年前に使って練習した時に感じた事は、全く滑らないのです。日本のボールは革に湿り気があり、日本で野球をやっている方々には当たり前かも知れませんが、新品の真っ白なボールでも問題なく滑らずに投げられます。これに比べてメジャーリーグの公式球は、革に湿り気が無く、新品のボールはもの凄く滑りやすく、慣れるまではすっぽ抜けます。なので試合球には審判達が試合前にボールに特殊な泥を捏ね、ボールの滑りを少なくします。この泥というのは、メジャーリーグ、マイナーリーグでは全てのチームが統一で同じ泥を使っています。昔オークランドアスレチックスがフィラデルフィアに本拠地を置いていた時に、アスレチックスの3塁ランナーコーチが発明した泥だそうです。その統一の泥は、ニュージャージー州のデラウェア川で取れた特別な泥で作られているようです。

 

ちなみに日本では泥ではなく、2011年から統一された、鹿児島産の「砂」を使って試合前に審判陣がボールを捏ねているようです。

 

下がメジャーリーグの公式球です。真っ白な新品のボールは練習球ですが、基本的に試合球にはこれにその特殊な泥を捏ねた物で、黒っぽくなっているのが試合で使われる公式球です。

 

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泥で捏ねた事によって少し湿り気が増し、投げやすくはなるものの、日本のボールと比べればまだまだ数倍も滑ります。数年前に日本の公式球を春のキャンプに持ってきて、コーチに見せたらビックリしていました。「日本ではこんなに良いボールを使っているのか」と言っていました。キャンプ中の監督、コーチと審判とのミーティングにもそのボールを持参し、審判陣に見せたと言っていました。

 

また、約一ヶ月前に、ヤンキースの先発投手の一人が、登板中に彼の首にマツヤニがついているとの指摘を相手側から受けて、数日間の出場停止になりました。マツヤニまでとは言いませんが、色々な工夫をしなければ、ピッチャーは滑らずに思う様に投球する事が難しいのです。

 

ボールが滑るという事は、日本から来た選手達は滑らない様に、必然的にもっと力を入れてボールを握らなければなりません。ボールを握るのに前腕の筋肉を今まで以上に使うという事は、肘にも負担がかかってきます。

 

しかも、メジャー球は日本の球に比べて一回り大きいし、重いのです。調べたところ、世界中でボールの規定というのが共通されているのですが、大きさや重さにも範囲があり、日本はその下限に合わせて作り、メジャーではその上限に合わせて作っているようです。この規定の範囲というのは、ボールの円周が22.9 cm〜23.5 cm、重量は141.7 g〜148.8 gという事なので、大きさは最大で0.6 cm、重さは最大で7.1 gも違うという事になります。

 

いつもボールを握っている人なら直ぐに違いがわかると思います。そして、今までより0.6 cmも大きく、7.1 gも重いボールを力一杯投げているピッチャーの肘には相当な負担がかかるのは間違いありません。

 

今日ちょうどインターネットの日本のスポーツニュースで、メジャーリーグ側が日本プロ野球に肘の怪我についての助言を求めてきたという記事を読みました。日本で使っている公式球を見せて欲しいとメジャー側が要求しているという事も書かれていました。

 

個人的な意見ですが、日本のボールの技術をメジャー側が受け入れ、ボールを日本仕様に変えて欲しいと願っています。そして野球ボールを世界共通のものにして欲しいと思っています。それが怪我の現象にも繋がると思うし、選手達が世界中の何処でプレーしても常に自分の実力を発揮する事が出来るのではないかと思っています。今回の田中投手の怪我を無駄にしない様にメジャー側も日本プロ野球側も努力して欲しいと願っています。

 

 

 

サンフランシスコより、

 

植松泰良

 

 

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