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ゲン担ぎ

今年のジャイアンツは勝っている時は連勝が続いたり、負け始めると長い間連敗が続いてしまうこともあり、8月に入っても調子の波が激しいわけですが、今の時点でディビジョン1位のドジャースを3ゲーム差で追っているところです。

 

チームの調子とは別に、日本と同じ様にメジャーリーグの選手たちもゲンを担ぎます。毎日決まったルーティーンが決まっていたり、試合に入って行く時に必ず同じことをして気持ちを高ぶらせる選手たちもいます。

 

対左打者のスペシャリストロペス投手は試合前に必ず同じガムを2つ、3つグローブの中にボールと一緒に入れて、試合中ブルペンに電話があって投げる前にそのガムを口にし、グローブの中のボールで投球練習を行います。そこで試合に入らず、次に呼ばれて投球練習を行う時にはまた新しいガムを口に入れて投げ始めます。

 

セットアッパーのロモはベンチからブルペンに電話が入って投球練習を始める前に必ず自分でカップの水を用意して、飲み終わったとにそのカップをクルクル回すように回転させてそれを地面に直立で着地させようとします。その行動なしに投球練習を始めたのは見たことがありません。

 

他には試合では必ず同じアンダーシャツを着たり、打席に入るときのルーティーンを必ず同じにしたり、試合の日には必ず同じ食べ物を食べて試合に臨む選手もいます。

 

ブルペンでは試合中にブルペンコーチのガーディー(ガードナーコーチ)がスコアをつけます。しかしいつからか、そのスコアを選手や自分たちブルペンキャッチャーが交代でつけるようになりました。例えばロペス投手がスコアをつけてその回の攻撃で得点すると次の回もといった感じで、結果は悪いと次の回に他の選手にスコアをつけさせたりします。

 

他にもたくさんあるゲン担ぎですが、このような儀式を英語でSuperstitionと言います。皆さんも試合を観るときに選手の面白い行動にも注目してみて下さい!

 
 
 

サンフランシスコより、

 
 

植松泰良

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