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シーズン終了

今シーズンも162試合のレギュラーシーズンを終えてオフシーズンに入りました。昨シーズン終了後にアシスタントコーチへの昇格を伝えられてから、今年はメジャーリーグのコーチとしての1年目のシーズンとなりました。プレーオフに行けなかったことがチームとしても個人としても一番悔しかったことですが、チームとしても来年の課題が見えましたし、シーズン終盤は本当に最後の最後に良い波に乗って白星を多く得ることができたので、来シーズンは良いシーズンとなると思います。私自身はコーチとしてまだまだ一人前だとは思いませんし、全ての信頼を得られたとも思っておらず、来シーズンは少しでもより信頼出来るコーチになれるようにしていこうと思います。

 

昨シーズン前まではブルペン捕手として、常にフィールドの上で、ファンの大きな歓声の中で働かせてもらっていましたが、今年は試合中はベンチ裏のバッティングケージで選手達の打撃練習を一緒にしてきました。一緒に練習をする選手たちも、昨シーズンまでにブルペンにいるピッチャー陣ではなく、野手陣ということでまた違った雰囲気で選手たちをサポートすることができました。ブルペンで受けていた160キロ近いメジャーリーガーのボールを毎日受けたり、ピッチャーと遠投を何度も行ったりしていたのが当たり前だった昨シーズンまでの14年間でしたが、今シーズンはボールを投げるのは、試合中にケージでバッティング練習をする選手に投げる時限定になりました。もう1年もキャッチャーとして球を捕っていないので、このまま動体視力が落ちていってしまうのではないかと考えたこともありました。コーチになり、体力仕事は減って逆に頭や気を使う仕事が多くなりましたが、毎日楽しく、充実した日々が過ごせたことに感謝しています。

 

フィールドの外では、攻撃、守り、両方の作戦や分析をしてその情報を選手にミーティングなどで伝えること。フィールドで試合前の練習やアーリーワークでは外野守備のコーチの1人としても働かせてもらっています。ノックを打つのはもちろん、選手個々の課題に日々彼らと一緒に取り組んでやってきました。経験の少なさ、知識の少なさを感じることもあったので、このオフシーズンに自分で学べることは大いに学んで行きたいと思っています。とにかく来シーズンは少しでも立派なコーチとしてチームに貢献できるようにしていきたいと思っています。今シーズンもジャイアンツの応援ありがとうございました。来シーズンはプレーオフに行けるように私自身も今年以上の働きをしていこうと思いますので、応援の方、是非宜しくお願い致します。

 

 

 

サンフランシスコより

 

 

植松泰良

 

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