プレーオフ進出決定

コロラド、シカゴの遠征で今季初の遠征中の試合を全て勝利(６勝)してホームであるサンフランシスコに帰ってきました。帰ってきての初戦はナ・リーグ西地区のライバルであるサンディエゴパドレスとの４連戦の1戦目でした。勝てばメジャーリーグで一番早くプレーオフ進出が決定するという試合でしたが、遠征中の連勝の勢いをそのまま試合にぶつけて見事白星をあげ、2021年のシーズン、プレーオフに行けることになりました。プレーオフと言っても、まだワイルドカードゲーム（リーグで各地区の１位を除いた中で成績の良い上位２チームが戦う1戦のみの試合。勝てばプレーオフ本戦1回戦進出が決まる）に出られる権利が得られただけですが、2016年以来のプレーオフ進出となりました。ナ・リーグ西地区はメジャーリーグで今年の1番の激戦区であり、２位のドジャースとのゲーム差は今の時点で残り17試合を残して2.5ゲーム差の僅差となっております。このナ・リーグ西地区で優勝すれば、プレーオフ1回戦進出が確定しますが、今の時点ではまだわからない状況です。ジャイアンツも連勝していますが、２位ドジャースも連勝中。なかなか差が縮まらず残り17試合となってしまいました。どうにかこのまま粘ってプレーオフになリーグ優勝チームとして進出したいものです。

昨日（９月１３日）の試合に勝ってプレーオフ進出を決めた後には、久しぶりにシャンパンをチーム全員で掛け合いました。シャンパンが服や髪の毛についた後の独特な匂い、久しぶりに感じることができ本当に良かったです。このシャンパンの臭さを感じるために２月からの春季キャンプ、そして４月からのレギュラーシーズンをチーム全員で戦い抜いてきました。もちろん1番に感謝しなければいけないのは選手たちです。評論家の方々のシーズン前の予想では、ジャイアンツは７８勝８４敗でナ・リーグ西地区４位という予想でしたが、残り17試合を残して今の時点での成績は９５勝５０敗。評論家の皆様の期待を大いに裏切り、ジャイアンツとしては今の所嬉しい結果となっております。残り17試合は1試合たりとも気の抜けない毎日となりますが、選手たちを始め、スタッフ全員で優勝に向けて毎日頑張っています。ドジャースは昨シーズンのワールドシリーズを制した王者です。最後の最後までしぶとくジャイアンツと首位争いを繰り広げるのはほぼ確実です。選手も疲れてきた９月後半位差し掛かりますが、どうにか選手たちが少しでも戦いやすい環境、そして情報を与えてあげられるよう、気を抜かずに残り試合を戦っていこうと思います。

サンフランシスコより

植松泰良