再会、そして新しい出会い
2002年に高校を卒業しアメリカに来ました。最初は何もわからず本当に苦労しました。孤独でした。でも語学学校で楽しみながら勉強し、大学を卒業して、今このように自分の好きな仕事が出来ているのは、今までに出会ってきた大切な友人や恩師、知り合いの方々のお陰だと思っています。今、本当に思うのは、特別な技術や知識がある訳でもなく、力の無い自分が元気に仕事をさせて頂いているのは、周りの人に支えられているという事です。皆に支えられて生きています。
約10年前に語学学校に通っていた時にお世話になっていた尚美さんと旦那様に約10年ぶりにニューヨークで再会することが出来ました。10年前にはまだいなかった、六歳の娘さん、理子ちゃんにも会うことができました。旦那様と一緒にお仕事をなさっている友達の田中さんも一緒に、夕食に連れて行って頂きました。今もあまり変わっていないとは思いますが、本当に子供だった18歳の自分のことを覚えていてくださったことだけでも感激なのに、再会まで出来て本当に嬉しかったです。
食事をした次の日のヤンキース戦には家族で応援に来てくださいました。しかもブルペンのすぐ横の席をとられて。
試合前、いつもの様にブルペンに向かいました。ブルペンに入る直前のところで大きな応援ボードが見えました。そこには「ジャイアンツのたいらくん」と書いてありました。本当に感激でした。理子ちゃんが一生懸命作ってくれたんですね!選手でもない自分の事を応援してくれる、しかも理子ちゃん手作りの応援ボードも一緒に!これ以上嬉しい事はありません。感激です。
試合後、約6時間のフライトでサンフランシスコに帰ってきました。家に着いたのは、ニューヨーク時間ではもう朝の三時だったので、かなり疲れていました。着陸してバスに乗り込み、携帯のメッセージをチェックしたら、なんと尚美さんから写真付きのメールが届いていました。
疲れが一気に吹っ飛んでいきました。元気をもらいました。こんな自分でも子供達に応援してもらえるんだ。
この日記は本当に本当に嬉しかったのです。落ち込むことがあったら、この日記を見て元気をもらうことにします!
本当に感動の再会であり、新しい出会いもありました。出会いは大切にしたいですね。自分を支えてくれた方、そして今も支えてくれている方々に本当に感謝しています。
尚美さん、旦那様、理子ちゃん、田中さん、本当に有り難うございました。そしてこれからもどうぞ宜しくお願い致します。
サンフランシスコより、
植松泰良