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リハビリ中

左手の親指を骨折し、手術をしてもう1週間以上が経ちました。今まで大きな怪我をしたことがなかった私には新たな経験となっています。アスレチックトレーナーの資格を持ち、チームでも選手のケアを手伝わせてもらっているので、この経験は自分自身にとって大きな財産となるのではないかと思います。

 

アスレチックトレーナーを目指そうと大学に入学しましたが、一番自分自身にかけていることは、言葉の問題以上に怪我をした選手の気持ちがわかっていなかったことだと確信しています。選手たちがどんな痛みと戦っているか、彼らがどんな気持ちでチームを見ているか。何も出来ない歯がゆい気持ちもわかっていなかったような気がします。

 

もちろん試合中は練習中はフィールドに出ていつもの仕事が出来ないので、アスレチックトレーナーと一緒に選手たちの治療の手伝いをしています。と言っても片手しか使えない私には出来ることは限られています。遠征も怪我が治るまでは行かないことを伝えられました。10年目で初めて遠征に同行しない日々を数ヶ月送ります。

 

怪我をしてしまったことは仕方がないですし、焦っても治るものではありません。もうこうなったらこの時間を有効に使わなければなりませんし、自分をもう一度見直す良い機会になっていると、今回も自分は本当に運が良いのだと思っています。怪我をして少し外からチームを見たり、自分の代わりをしてくれているブルペンキャッチャーを見たりして気付けることも沢山あります。今出来ることに集中して、戻って来たら今まで以上に使える人材になれるようにしていきたいと思います。

 
 
 

サンフランシスコより

 
 

植松泰良

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