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抑え投手

今週メジャーリーグではウィンターミーティングが開かれていますが、昨日のニュースでジャイアンツが大型補強をしたというニュースを見ました。昨シーズンピッツバーグパイレーツからワシントンナショナルズにトレードされた抑え投手、メランソン投手を獲得したということです。4年契約で恐らく20億円を上回る、抑え投手としては本当に巨額な契約ですが、昨シーズンはジャイアンツは抑え投手(クローザー)の重要さを思い知らされた一年でありました。

 

クローザーというのは9回に3点差で勝っている試合で投げる事が一番多い投手であり、近差の試合を確実にものにするために投入する投手です。3点差での試合をものにすれば、セーブポイントというものが付き、抑え投手の価値を高めて行くバロメーターにもなっています。

 

昨シーズンのジャイアンツは抑え投手の不調も含め、9回まで勝っていた試合を30試合ほど落として逆転負けを屈しました。抑え投手というのは本当に重要なのだと実感しました。速い球を投げてコントロールの良い投手であれば務まるのでは無いかと陰ながら思っていたところもあったと思います。しかしそれは違いました。抑え投手は物凄いプレッシャーを背負い、チーム、ファンの勝利に対する大きな期待を背負って試合に入っていきます。そのプレッシャーの中で常に価値を意識して、興奮を抑え、ピンチでも冷静にチームに価値をもたらすような精神的な強さと経験がなければ勤まらない仕事だというのが今シーズンを通して本当に勉強になりました。

 

ネランソン投手は経験もあり実力もある凄いクローザーです。昨年のオールスター戦でブルペンで球も受けさせてもらいましたが、絶対に活躍してくれると思います。来年は絶対に優勝するので実力のあるクローザーを獲得出来て良かったと思います!

 
 
 

サンフランシスコより

 
 

植松泰良

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