カナダ遠征

ワシントンD.C.、ピッツバーグの次はカナダのオンタリオ州トロントにやってきました。トロントブルージェイズはカナダの唯一のメジャーリーグのチームで、アメリカンリーグ所属のため数年に一度しか対戦しません。今回でトロント遠征は12年間で3度目になりますが、外国に行って試合するというのは何か特別な気分がします。国境を越えるため、もちろんパスポートを持っていかなければなりませんし、入国カードも提出します。今回はトロントで丸一日オフがあり、今日から二試合してサンフランシスコに戻ります。

カナダは私の初めて行った外国でした。中学校二年生の時、ホームステイプログラムに参加した時にエドモントンという都市に行きました。その経験もあったことで抵抗なくアメリカに留学することが出来たのではないかと思います。中学校に入り、英語担当の飯塚先生のお陰で好きになった英語を早速試す機会を得られたことは絶対に今につながっていると思います。飯塚先生の英語がなければ、カナダのホームステイが無ければ、メジャーリーグのフィールドに立って仕事をすることはなかったのかもしれません。

今日はこれから練習で、その後の試合前の国歌はアメリカとカナダの両方が演奏されます。我々ジャイアンツにとってはカナダの国歌が聞けるのは、シーズン中であればこのトロントだけ、あとはオールスター戦か去年行かせてもらった日米野球の時くらいです。カナダ国歌を聴くと何故かまた何かを達成したかのような気分になります。いつかワールドシリーズでここに戻ってきて試合が出来れば最高です。

カナダ、オンタリオ州トロントより

植松泰良