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キャンプ中の仕事

バッテリー組のキャンプ開始からもう12日が経ち、今日(3月3日)からはオープン戦が始まります。オープン戦は、アリゾナでキャンプをしている全チームと試合をします。だいたい一日置きにホームとアウェイで順番に日程が組まれています。明日の初戦は、相手の本拠地でアスレチックスと対戦します。ここから4月の開幕メンバー争いがはじまります。

 

キャンプ中は休みがたった1日という過酷なスケジュールです。選手たちにとっても、スタッフにとっても忙しい、気の抜けない約1ヶ月半だと思います。春季キャンプでは、ブルペンキャッチャーとしての仕事と共に、トレーナー陣を中心に構成されているメディカルスタッフの一員としても働いています。

 

朝は毎朝5時過ぎに起きて、5時半過ぎには球場に入ります。トレーナー室の準備、選手たちがフィールド上で摂る水分のセッティングをし、7時からのメディカルスタッフのミーティングに間に合うように、その前に朝食を摂ります。ミーティングの後は、怪我をしている選手たちがトリートメントに来始めるます。トリートメントの手伝いをし、今度は練習中に使うボールの準備をします。メジャーリーグでは、バッティング練習中のボールは毎日ほぼ新しいボールを使うので、傷がついたボールと入れ替えます。ボールの準備が終わったと思えば、次はユニフォームに着替え、特打の手伝いをしに行きます。ノックバットを持って外野での球拾いです。毎日ノックの良い練習になります!特打の後はまたトレーナー室に戻り、しばらくすれば練習開始です。

 

練習中はブルペンに入ったり、バッティングピッチャーとして投げたり、今年からはバッティング練習中の内野手へのノックも打たせてもらっています。昨日までは練習が終われば、昼食後は中での作業でしたが、今日からは試合です。試合後に選手のトリートメントをした後、片付けをし、自分自身のトレーニングをすると帰宅は8時頃になります。

 

今年のキャンプ中のオープン戦は5試合のナイトゲームが組まれていますが、それ以外は毎日規則正しい生活です。風邪をひいたり、体調を崩していては話にならないので、元気にキャンプを終えられることを第一に考えて毎年キャンプを過ごしています。

 

写真は、数日前の特打の後に、濡れたボールを乾かすために少し遊びを兼ねて作った芸術です!!

 
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アリゾナ州スコッツデールより、

 
 
 

植松泰良

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