自分がチームに出来ること
ワシントンD.C.、ピッツバーグ、カナダのトロントと3都市の長い遠征から帰ってきて、ホームでのヤンキース戦、残念ながら3連敗で悔しい結果となりました。チームの調子は悪いかもしれませんが、3回経験したワールドシリーズを制覇したチームとの違いはそこまで見られないくらいレベルの高い素晴らしいチームだと思います。チームの仲も凄く良く、皆、「Greater than yesterday(昨日よりも素晴らしく)」というチームのメンタルコーチが掲げたスローガンを常に意識して頑張っています。前の日よりも少しでも成長した自分でいられるような努力をしている選手たちと毎日一緒に働けていることを幸せに思います。
メジャーリーグで今一番調子の良いと言われている、ジャイアンツの一番のライバル、ロサンジェルスドジャースとの3連戦が昨日から始まりましたが、昨夜の第1戦は見事な勝利を収めることが出来ました。2点を先制されましたが、7回裏に3点を入れて逆転に成功し、ピッチャーがしっかり押さえて大きな勝ちとなりました。今日が4月の最終日ですが、大変厳しい結果に終わった4月でした。毎日クビのかかっている選手、我々スタッフは毎日少しでも成長できるように、そして一つでも多くの勝ちを収められるように日々努力しています。
シーズンが始まってまだまだ序盤です。1日1日の試合に臨む準備をしっかりとしていくことが勝ちに繋がっていくのだなと気付かされます。毎日同じことの繰り返しに思うこともありますが、意識次第では毎日新鮮さを持って、向上心を常に持っていけば毎日充実させることが出来るのだと実感している今日この頃です。私の出来ることは毎日やっているブルペンキャッチャーの仕事、バッティングピッチャーの仕事を精一杯こなすことです。その仕事の中でも、自分自身毎日少しでも成長できるように小さなことですが挑戦するようにしています。直接勝利に貢献することは出来ないかもしれませんが、毎日少しでも良い仕事が出来るようにチームのために働きます。シーズンを終えて、今年は去年より少しでも多く勝ちがついていればそれも成長と言えるのではないでしょうか。
サンフランシスコより
植松泰良