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今年から新しくなったブルペン

いつもよりずっと短い60試合のシーズンですが、あと17試合を残してやっと勝ちの貯金が1つできました。前半はなかなか調子が出ず、要所要所で噛み合わなかったチームも少しずつ波に乗ってきて、残り試合の結果によってはプレーオフ進出の可能性も出てきました。ナ・リーグ西地区はドジャースとパドレスがプレーオフの枠を取る可能性が高いので、ワイルドカードの2枠を争っています。プレーオフの可能性のあるチームは8月31日のトレード締め切り前に多くの補強をしましたが、ジャイアンツは大きなトレードはなく、ほぼ同じメンバーでプレーオフを目指しています。

 

不安定と心配された若手中心の中継ぎ陣もこの短いシーズンの中で日々成長し、安定感を増してきました。彼らとは毎日練習の時から、試合はブルペンで一緒に時間を過ごしています。本拠地オラクルパークが出来た当初から昨シーズンまでは両チームのブルペンが両外野のファールグラウンド上にありましたが、ファールフライを追いかける外野手が何度もブルペンのマウンドにつまずき、フェンスに頭を強くぶつけて脳震盪になってしまった選手もいるということで、今シーズンから両チームのブルペンがセンターのフェンスの裏に移動になりました。メジャーリーグのチームの中でもファールグラウンド上にブルペンが未だにあるのがジャイアンツを含めて3チームだけだったので、そこから抜け出し、ファールボールや試合中の選手に気を使わずに投球練習が出来るようになりました。

 

新たなブルペンが出来たことによって、センターのフェンスも数メーター前に出て、ホームランがメジャーリーグの球場中で一番出難かったサンフランシスコのオラクルパークでもいつも以上に多くホームランが出るようになりました。同時に、右中間の広い、3塁打の出やすい「トリプルズアリー」も小さくなったことで外野手も少し守りやすくなりました。フェンスに囲まれたブルペンなので、ブルペンキャッチャーの私にとってはいつも以上に捕球音が響くので、捕っていて気持ち良いですし、ピッチャーも気分よく投げていてくれたら最高です。下に新しいブルペンの写真を載せますが、本当に良いブルペンを作ってくれた球団に感謝です。

 

勝ち続けて久しぶりのプレーオフに行けるよう明日からも一生懸命頑張ります!

 

 

 

サンフランシスコより

 

 

植松泰良

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