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高校時代

甲子園の決勝が終わり、仙台育英高校が優勝したみたいですね。仙台育英高校の選手たち、おめでとうございます。何と言っても、仙台育英高校の選手たちは坊主頭ではないところが私は一番良い印象を与えられました。何に関しても、大人になれば全てのことに自分に責任がかかってくるので、どういう身なりをしたら良いのか、どう行動すれば良いのかを自分で考えられる人間になることが一番大切だと思うので、身なりを生徒たち自身に任せるのはとても良いことだと思います。Twitterを見ていてある方のツイートで一つだけ気になったのは、甲子園で優勝、準優勝した時のメダルはメンバー入りした選手のみに与えられるということです。高野連、これはおかしいですね。メンバーに入れなかった選手たちもメンバーの選手たちのために一生懸命毎日練習を手伝ったり、公式戦はスタンドで応援して一緒に戦ってきたのにメダルが与えられないなんてあり得ません。指導者の方々、そしてマネージャーや他にもサポートをしている人たちへも与えるべきです。お金の事情はあるでしょうが、それくらい高野連がやってあげればいいと思います。メンバー入りしている選手だけが戦ったわけではないのでね。

 

まあ話は変わりますが、甲子園の試合を何試合かパソコンやタブレットで見ていて、自分の高校時代を思い出しました。まあとにかく実力もなく、体も小さく、使えない選手でしたが、高校時代は本当に色々な経験をし、今の自分に活きていると思います。高校時代ははっきり言って楽しい思い出よりは辛い思い出の方が多く、辛い経験を沢山すると、その時の記憶が曖昧になるんですね。高校時代のチームメイトと日本に帰った時などに思い出話をしますが、明らかに私は高校時代の記憶が他に比べて薄れています。本当に辛かった経験は鮮明に覚えているのですが、それ以外は不思議なことにある程度しか覚えていません。高校時代の記憶より、中学校、小学校の時の記憶の方がよっぽど鮮明です。人間は不思議な藻なんですね。

 

卒業後、三年間の悔しさをバネに渡米し、目標を見つけてやってきましたが、本当に良いバネとなりました。ちょっとのことでは諦めることはしませんでしたし、諦めそうになった時には辛い経験を思い出すようにしてやっていたこともあります。何をやっても上手くいかなかった高校時代、本当に不思議なくらい物事が上手く進みませんでした。今はその悔しさというのをバネに生きているわけではありませんが、あのバネが自分を次のステージへと進めてくれたのだと思います。高校野球をみるといつも自分の高校時代のことを思い出します。野球も大切ですが、人生にはもっともっと大切なことが沢山あるんですね。辛い経験も自分の一生の宝物です。

 

 

 

 

ミシガン州デトロイトより

 

 

植松泰良

 

 

 

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