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精神的な宝物

レギュラーシーズンも残り2ヶ月未満となりましたが、ジャイアンツは例年通り下馬評は低く、1週間前の時点で優勝の可能性は3%という予想が世間では立てられていました。いつものことですが、下馬評を覆すのがジャイアンツですので、2ヶ月後の結果を見て評論家の方々は驚くのではないでしょうか。ここからのジャイアンツの戦いは見どころだと思います。3%の可能性を現実にしてしまう力を持っていますよ。

 

話は変わりますが、子供の頃は何か自分の気に入った大切にしている「物」を自分の宝物として扱っていました。野球が大好きだった私は親に買ってもらった自分のグローブ、キャッチャーミットを使うたびに手入れをして大切にしていました。大切なものは寝る時は枕元に置いて寝ていましたし、朝起きた瞬間にそれを見て幸せを感じていたのを覚えています。もっと小さい頃はサンタクロースが持ってきてくれたプレゼントや、車が大好きだったので新しいミニカーなどを宝物として扱っていました。年を重ねて大人になってみると、本当の宝物が愛する家族になり、そしてその家族を支え、そこで感じる幸せが宝物になったり、この年になっても自分の目指す夢に向かっていくそのモチベーションが自分の宝物だということに気づきました。小さな頃の宝物は「物」でしたが、それが家族「人」や自分自身の夢を目指せる「気持ち」に変わりました。

 

自分の気持ちに迷っていた時もありましたし、次に目指せる目標を失っていた時期も短くはありませんでした。だけど必死に生きていればまたそれが見つけられることに気づくことができました。最近こんな私を初めはInstagramでメッセージをくれて、実際に球場に訪ねてきた上野くんという若者がいますが、彼も自分の目標に向かって必死に生活することが毎日楽しくて、毎日があっという間に終わってしまうということです。年を取れば夢や目標を失うのが当たり前かと思われがちですが、それは考え次第なのではないでしょうか。何歳になっても目指す自分を常に意識して生活できたら、それ以上の「宝物」はないのでしょうか。

 

 

 

サンフランシスコより

 

 

植松泰良

 

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