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勝てるチーム

2018年のシーズンはもう約半分まできました。今年のジャイアンツは序盤から2人の主戦の先発ピッチャーが怪我で戦列を離れ、ようやくエースであるバムガーナーが復帰し調子を取り戻してきましたが、クエトはまだマイナーリーグでの調整登板を始めたところです。その中で若手の先発ピッチャーが頑張ってここまで勝率約5割と、まだまだポストシーズンに望みをつないでいます。

 

どの球団も6、7レベルほどあるマイナーリーグシステムを持っている中で、メジャーリーグでプレーする選手たちは世界でも一流の野球選手であることは明らかです。そこでどういうチームがシーズンを通して勝ちを多く納め、プレーオフに進出していけるかということを毎日勉強させてもらっている気がします。成績によって主力の選手を放出し、まだマイナーリーガーではあるが若手の有望格をトレードの見返りとして獲得するのがメジャーリーグのトレードのほとんどですが、来年以降のことを見据えているチームの戦力は落ちているかもしれませんが、プレーオフ進出を狙って戦っているチームの力の差というのはそこまで見えません。野球はやってみないと勝敗は本当にわかりませんし、スーパースターが何人もいるチームが必ずしも優勝できるわけでもないのです。

 

プレーオフに行くチームというのは接戦を多く征するチームだと思います。どんな勝ち方でも接戦で勝っていけるチームこそが勝ち上がっていけるチームだと思っています。打てないから勝てないという話をよく聞きますが、凄いスラッガーでも7割はミスをするのが野球です。ヒットを15本打っても負けてしまうチームよりは、5本のヒットをうまく得点に繋げて勝つチームの方が明らかに強いと思います。メンバーだけを見て勝敗予想をしてもそれが見事に外れてしまうから野球は面白いと思います。

 

今年のジャイアンツは接戦に強いチームだと思います。ワールドシリーズで優勝した2010年、12年、14年のチーム、そして今年のチームに共通しているところはそこだと思っています。試合中はブルペンで球を受けて、他は試合を見ているだけのブルペン捕手の私の勝手な見解ですが、毎日色々と勉強させてもらっています。

 

 

 

サンフランシスコより

 

 

植松泰良

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