1. HOME
  2. ブログ
  3. 叱ってもらえる有り難さ

叱ってもらえる有り難さ

子供の頃、親や先生によく叱られました。中学、高校でもコーチや監督によく叱られました。たくさん怒鳴られました。それにイライラしたことはたくさんあります。何故怒られているのか理解出来ない事もありました。怒られすぎて頭の中が混乱した事もあります。

 

しかし、大人になるとビックリするくらい怒られません。誰にも怒鳴られません。何をしても注意されることも多くありません。だから自分が悪い事、間違った事をしていても、気づけません。第三者から見て、間違っていると思われても、それを自分では気づく事が出来ません。その間違った行動を見て人々は自分を評価します。自分で細心の注意を払っても、気づかないところは気付かないのです。

 

今考えれば、小さな頃怒られたことは全て理にかなっています。理由があって叱られたんだと今になって思います。間違った事をしてたから、それを直すために怒られたのです。そのお陰で、大人になれたのだと思います。

 

叱って頂くという事は本当に有り難い事です。自分を叱ってくれた人達には本当に感謝しています。人を叱るということは、自分を犠牲にしてまで、相手のためにするのです。思いやりがあるこそ叱ってくれるのです。どうでも良いと思ったら、叱りません。

 

運が良いことに、自分が間違っていることをしたら怒ってくれる人が自分のチームにはいます。過去に、何故そんなに自分の行動をうるさく言われるのか理解出来なかった時期がありました。もう社会人なのだからほっといてくれと思ったこともあります。それを態度に出したり、反抗したこともあります。口喧嘩もしました。長い間口を聞かなかったこともあります。だけど今になって、全てその人が正しかったのだと思います。そのお陰で本当にたくさんのことを学ぶことが出来ました。そして現在進行型でもあります。その人には本当に感謝しています。

 

叱られることの有り難さ、今になってわかったのは遅すぎかも知れません。だけど気付けて良かったと思っています。

 

 

サンフランシスコより、

 

植松泰良

関連記事