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地元で野球教室

アメリカに戻る前日の1月5日に地元館山市の隣、南房総市の中学校野球部の選手たちに毎年恒例となった野球教室を行いました。インフルエンザが流行る中、一校の欠席はありましたが、多くの選手達が参加してくれました。講師は私の他に、毎年来て頂いている、世界6カ国で独立リーガーとしてプレーした田久保賢植君。昨年に続き、千葉ロッテでクローザーとして30セーブを挙げた荻野忠寛さん。アメリカの独立リーグ最高峰のアトランティックリーグで内野手として活躍する保田祐希君に来て頂きました。荻野さんは引退して本当に様々なことを研究され、講演や指導などを積極的に行なっており、他3人の講師たちは日本野球だけでなくアメリカや欧米で野球の経験をしてきました。私が中学生の頃はこのように世界の野球を教えてもらえる機会などなかったので、今の中学生は大変恵まれていると思います。

私たち講師陣が会場入りした時には選手達はすでにウォームアップをしており、野球教室はキャッチボールから開始となりました。キャッチボールで気をつけてほしいことや意識してほしいことを安田選手が話した後、投手、捕手、野手の3グループに分かれて指導を行いました。ピッチャーは荻野さん、キャッチャーは私、野手は安田選手と田久保君が担当しました。普段教えられている真逆のことを今回教わった選手も多く、驚きの表情を多々見ることができました。私が担当したキャッチャー陣は、「キャッチング」「ブロッキング(ワンバン止め)」「スローイング」の基本を伝授しました。いつも言いますがキャッチャーとはまさに基本が一番大切なポジションです。小学生からプロまで同じメニューの練習をこなすほど基本技術重視なのです。

今回で6回目となったこの野球教室ですが、毎年来てくれる田久保賢植君を始め、講師の方々には本当に感謝しております。私が中学生だった頃はロッテマリーズが館山で秋季キャンプを行なっていたのでその関係であった野球教室があるくらいでした。世界で経験したコーチから技術を習うことなど夢のような話でした。今の子供達は恵まれていますね!今回教わった技術をこれから活かして、選手達には世界で活躍するような選手になってもらいたいと思います。

サンフランシスコより

植松泰良

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