大きな違い
これまた東海岸の遠征に来ています。今回はピッツバーグとアトランタです。ピッツバーグでは3試合中2勝をしてアトランタに来ました。アトランタブレーブスは最近連勝を重ねており、手強い相手です。昨日の試合は惜しくも9回裏にサヨナラで負けてしまいました。アトランタでは残り3試合あるので残りの3試合は勝ってサンフランシスコに帰れればと思います。
私の仕事の中で、試合中に関して昨シーズンまでとの1番の大きな違いは、去年までは常に試合の雰囲気の中にいられるブルペンでピッチャーのボールを受けていましたが、今年はアシスタントコーチとして、ベンチ裏のバッティングケージにいます。ベンチにはコーチは監督を含めて8人しか入れないというのがまず大きな理由ですが、ジャイアンツは毎試合、相手のピッチャー交代によって代打を試合序盤から頻繁に出すので、代打で出て行く選手の準備をするコーチが必要となってきます。そのため、私を含めた3人のコーチが毎試合バッティングケージ内でテレビで試合を見ながら選手たちの準備をしています。
試合の雰囲気を直接感じられず、寂しくなるのかとシーズン前は心配していましたが、過去14年、マイナーを合わせて16年の経験があってか、寂しい思いをせずに新たな役職で、選手達が試合に入って行く準備を手伝うという仕事に集中してやれています。また、ブルペンでは見られなかった、モニター上で試合を見て、他のコーチから本当に色々なことを学ばせてもらい本当に勉強になっています。もちろん数年後にはまたベンチに戻ってコーチとして働く目標は明確にありますが、今はじっくりとその準備をしています。勉強の毎日です。
目標は明確なので、そこに向かって毎日一歩ずつ前に進んでいこうと思っています。
ジョージア州アトランタより
植松泰良