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復帰しました!

手術後約7週間のリハビリを経て5月27日にブルペンキャッチャーとして復帰することが出来ました。小学校3年生で野球を始めて初めての大きな怪我をし手術を受けましたが、この7週間で外から自分のいられる素晴らしい環境を見ることが出来ましたし、本当に色々な事を学ぶことが出来ました。それ以上に自分自身の生活、態度、行動などを一度第三者的考えで見つめ直せたことは大きな収穫だと思っています。

 

怪我をした直後から対処をしてくれたジャイアンツのメディカルチームのアスレチックトレーナー達には感謝の気持ちでいっぱいです。そしてメジャーリーグのメディカルチームがどれだけしっかりとした組織かという事を再認識することが出来ました。怪我をした直後の評価、応急処置、そして専門ドクターへ直ちに連絡し意見を求め、翌日に行われた手術の調整、手術のための翌日のフライトも怪我をした数時間後には全て準備出来ていました。自分を1日でも早く復帰させようとしてくれるシステムが整っている。スポーツ界のこのメディカルシステムは世界一だと思います。

 

今までもアスレチックトレーナーとしてチームで働かせていただいてきましたが、この怪我のリハビリの7週間、アスレチックトレーナーとして他のアスレチックトレーナーのサポートもさせてもらいました。怪我をした選手を1日でも早く復帰させる、選手達をより良い状態で試合に出させてあげる。アスレチックトレーナーという存在がどれだけ大切なものなのか、自分が実際に怪我をしてみて気付くことが出来ました。

 

小さい頃から目指していたメジャーリーグの舞台。メジャー10年目でだいぶ慣れてきたところもありましたし、ここにいるのが普通だと思っていた自分は少なからずいたと思います。怪我をして本来の仕事から離れ、自分がどれだけ素晴らしい環境で仕事をさせてもらっているのかという事を外から見られた気がします。まだまだ上達させなければならない自分の技術。足りないところはまだまだたくさん有りますし、選手からの信頼もまだまだ足りていません。この怪我でもう一度初心に戻れたのではないかと思います。そしてどれだけ全てのことに感謝しなければならないのかを気付くことが出来ました。

 

とにかくチームのために働こうと思います。怪我をしたことは辛かったけど本当に良い経験が出来て良かったとも思っています。シーズンはまだ始まったばかりです。プレーオフ進出を目指す選手達のサポートを今まで以上にしていこうと思います。

 

怪我をして心配してくださってメッセージなどを下さったり、色々なサポートをして下さった皆様には本当に感謝しております。これからもどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

サンフランシスコより

 

 

植松泰良

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