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自覚

長い遠征から帰ってきました。15年目のメジャーリーグのシーズンですが、今までで一番長い12日間の遠征でした。今までで私が経験してきた中で一番気温の低い中での試合となったクリーブランドからニューヨーク、ワシントンDC、最後はミルウォーキーという長ーい遠征から帰ってきてとりあえず一安心といった感じです。さて、今回は「自覚」という題をつけて文章を書いております。

 

昔から、ちょっと寒い日にジャケットを着て学校に行くと、「なんで1人だけそんなに厚着しているの?」とか、逆に寒い日に薄着だと、その逆の反応が自分には返ってきました。ちょっと何かを食べていると、「大食いだなー」とか、買い物に行くとその店の店員さんに直ぐに覚えられるし、学校でちょっと悪戯をすれば、他の友達が同じことをしても目立たずにわからないまま終わるのに、私の場合は直ぐにバレて先生に怒られる。良い面でも悪い面でも何故か私の存在が目に付くのでしょう。イケメン男子だったのならまだわかりますが、この私がなぜイケメンでもないのに目についてしまうのでしょうか。昔は悪い面で目についてしまった時、何故自分だけ怒られなければならないのかなどと疑問をおぼえ、ストレスを抱えてしまっていたこともあります。考えても考えてもその理由は未だに不明です。ただ、気づいたことは、自分はそういう風に第三者から見られる傾向にあるのだということ。理由はわかりませんが、そう理解しておくようにしたら、気が楽になりました。

 

私はメジャーリーグのチームのコーチとして働かせてもらっていますが、自分がプロ野球選手としての経歴が全くないことはもちろんのこと自覚しています。英語に訛りがあることも自覚していますし、自分の英語がネイティブスピーカーの人からしたらどんな感じに聞こえるのかも自覚するようにしています。昔から気が強い方ではありませんし、自分の精神的な弱さも自覚出来るようになった気がします。弱さを自覚するとこんなにも色々なことが受け入れらるのだということを、遅いかもしれませんが、ここ数年で学びました。

 

弱点を認める。弱さを見せる。もう少し若いころはとても難しく全く出来ていませんでしたが、自覚することの大切さを最近特に感じることが多々あります。長所を生かすためにも短所、弱点を自ら認め、自分自身をしっかりと理解することが何を目指していくにもすごく重要になっていくのではないか思います。

 

自分でも何が言いたいのかよくまとまりませんが、では今回はこんなところで。。

 

 

 

サンフランシスコより

 

植松泰良

 

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