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99番

2008年にメジャーリーグのシーズン開始4試合目にブルペン捕手としてマイナーリーグからメジャーリーグに上げてもらって、チームも遠征先のミルウォーキーのスタジアムのクラブハウス内に用意されていた自分のロッカーに行くと掛かっていたのは「99」のユニフォームでした。選べる権利も、好みの番号を聞かれるない立場でもらった99番でしたが、もらった瞬間から好きになった背番号でした。大学時代、私が応援していた、当時カージナルスで活躍されていた田口壮さんと同じ番号だったのでこの上ない興奮もありました。そこから早15年、一度春のキャンプ中にジャイアンツが当時FAだったマニー・ラミレスと契約するかもしれないという話が出てきて、キャンプ中「80」を背負ったことはありましたが、愛着がある番号となりました。

 

野球界では今、ヤンキースからFAとなったアーロン・ジャッジがどこの球団と契約するかということが最も注目を集めています。契約するチームは歴代最高額を提示するのはほぼ確実で、このオフシーズンで一番大きなニュースとなるのは間違いありません。北カリフォルニア出身のジャッジ選手はジャイアンツに来る可能性が高いというニュースを毎日目にします。コーチである私も、絶対にジャイアンツに来てほしい、どうにかサンフランシスコでプレーして欲しいと毎日願うばかりです。

 

そしてジャッジ選手といえば「99」の背番号の代名詞です。もちろんジャイアンツが契約出来れば「99」はジャッジ選手ものとなります。上でも述べたように、15年愛着があった番号ですが、ジャッジ選手がその番号をつけると考えると、とにかく今までその番号を付けさせてもらっていたことがどれだけ光栄だったことかがわかります。今はとにかくこの「99」をジャッジ選手に着けてもらいたい、もう一度、いや、もう何度でもワールドシリーズ優勝を経験させてもらいたい。願いはそこだけです。サンフランシスコに来てくれますように!

 

来シーズンはキャンプ地について自分のロッカーに新しい背番号が付いているユニフォームを目にすることを願いつつ、ジャイアンツファンの皆様とジャッジ選手との契約という吉報を待っています。

 

 

 

サンフランシスコより

 

植松泰良

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