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to meからfor meへ

5月に入り、チームは4月の勢いとは逆に、厳しい戦いを強いられています。メジャーリーグの長い、6ヶ月で162試合のシーズンなので、優勝するようなチームも勝ちがなかなかつかない時期は必ずあります。キャンプ中、シーズン序盤調子の良かった攻撃面で、なかなか点が取れない試合が続いています。私も一応コーチとして負ければ責任を感じますし、勝てばとてつもなく嬉しいという毎日を過ごしています。プロの勝負の世界なので、勝てば天国、負ければ地獄というような、本当に凄まじい世界だと思います。なぜ勝てないのか、その原因がはっきりと見えたり、その原因をすぐに改善できるチームがあるとするのならば、毎年優勝するでしょう。それがわからないのが野球の面白いところなのではないかとも思います。毎日が戦いです。

自分のような下の立場であっても勝てば嬉しいですし、負ければ悔しい、そしてそこには雲底の差があるわけですが、そこに完全に精神面を左右されてはいけないと、特に自分の立場ではそう思います。どれだけ努力したと思っても上手くいかない時もありますし、失敗することも沢山あります。失敗すれば、自分には力がないのではないか、自分には向いてないのではないかと思う瞬間も正直あります。しかしそこで諦めたらもうそこで終了だと思っています。仕事の中で、苦しい時、悲しい時、運良く私には一つの救いがあります。それは自分の目標がはっきりとしていることです。そこに辿り着くために毎日何をやらなければならないのか。それがわかっているので、やる気がない日でもとにかくそのタスクを毎日しっかりと熟すことにしています。最近よく、トレーニング中にデンゼル・ワシントン氏のスピーチを聞くようにしています。大切なのは、継続力。そして、自分にどんな苦難が訪れても、「なんで自分なの?他の人には起こらないの?」とか「自分はとても不運だ。」という、to me ではなく、何が起きてもそれは自分のため(for me)に起きているのだと思って、その壁を乗り越えればまた成長した自分が手に入れられる。自分の目標にもう一歩近づけると思ってやるようにしています。

自分にコントロールが効く物事にとにかく集中してやり抜く。自分が今やるべきことに集中する。コントロールの効かないところは時の流れに任せるようにしています。

訳のわからない話になってしまいましたが、これを理解できる人もいると信じています。

継続は力なり

 

 

ミシガン州デトロイトより

 

植松泰良

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