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自分で野球を上手くなる一番の方法

キャンプが始まってもう2週間になろうとしています。オープン戦も始まり、選手たちのシーズンに入っていく準備も着々進んでいると思います。同時に、開幕メジャーを目指して毎日頑張っている選手たちの競争もますます激しくなってきました。選手もコーチもその日の試合を映像を見て振り返るのは当然のことですが、その日の試合前の練習も全て映像に残っているので選手もコーチも練習中の映像までしっかりと見直して技術の向上につなげています。ブルペンのピッチング練習ではハイスピードカメラで球のリリースの映像や、投げた球の回転数や伸びなどの細かい情報も一球一球投げながらコーチと一緒に確認したり、ケージ内のバッティング練習でもコーチと映像を見ながら球を打っています。

 

ブルペンに設置してあるカメラはピッチャーはもちろんですが、キャッチャーのキャッチングもしっかりと映像に録ります。近年では際どいボール球をストライクに見せる技術を要求されるキャッチャーにとって、その日の自分のキャッチングの映像を見て振り返るほど良い反省の仕方は他にはありません。毎日夜にその日の練習の映像が送られてくるのですが、私も自分自身のキャッチングを確認するようにしています。練習中に自分では良くキャッチングできたと思っていたことも、ビデオを見ると、自分の思っていたことと違ったことが映像では映し出されていることが多々あります。どうすれば理想のキャッチングができるのか。見た映像から出た反省を次の日の練習で活かすようにしています。映像を見て第三者の目で自分の動きを見るというのは野球技術の上達に一番大切なことなのではないかと思っています。

 

IT技術が発展している近年では、学生野球でも常にビデオカメラをそれぞれのポジションごとに設置して選手たちに自分自身の映像を見させて反省させると良いのでは無いかと思います。その点ではゴルフは進んでいるのでは無いかと思います。自分がどうしていいのかわからない時って絶対にあると思います。どう練習してどう上手くなったら良いのか分からなくなってしまった時、自分自身の動きをビデオで振り返るのは本当に大切だと思いますし、自分自身で野球を上手くなる一番の方法なのでは無いかと気付かされました。

 

 

 

アリゾナ州スコッツデールより

 

 

植松泰良

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