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珍しい雨の中断

シカゴからサンフランシスコに帰ってきた次の日のナイトゲームでしたが、サンフランシスコではすごく珍しい、雨で試合開始が約1時間遅れ、試合開始直後にまた雨が降り試合が約2時間半中断しました。元の試合開始予定時刻は午後7時15分でしたが、中断後に試合が開始されたのは午後10時50分でした。試合は9月の試合なので(選手の登録枠が普段は25人だが9月は40人まで)ピッチャーの交代も頻繁に行われ、試合が終わったのは午前2時過ぎでした。メジャー10年目でサンフランシスコでの雨での試合中断は初めての経験でした。アウェーの試合では中西部、東海岸に行けば雨での中断、中止はしょっちゅうありますが、西海岸ではほとんど経験のできない珍しい経験をさせてもらいました。

 

雨で試合が中断すると、その日の試合を中止にして、次の日にダブルヘッダーということで2試合行われることもあります。ジャイアンツは今年はワシントンDCでそれを経験しました。9月の選手枠が40人までの時に行われるダブルヘッダーは普段より選手が多い為、選手の体への負担は少なくはなるとは思いますが、8月までのベンチ入り選手25人の時は選手にとって本当に大変なことです。25人しか選手がいない為、1日に2試合フル出場しなければならない選手もいますし、中継ぎのピッチャーは一日に2回も登板しなければならないこともあるのです。

 

野球は雨が強いとできないスポーツですので、自然に左右されます。自然の力なのでどうすることもできませんが、移動の多いメジャーリーグでは時差もあり、試合時間が遅れたりすると本当に厄介です。サンフランシスコを含めた西海岸のチームはほとんど雨の降らない環境で常に試合開始時刻に沿って毎日試合をすることが出来ますが、雨の多い地域に本拠地を構えているチームは大変だと思います。朝2時までの試合に勝ったことはチームにとって一番の救いです。勝って次の日を迎えるのと負けて次の日を迎えるは本当に大きな差があります。

 

 

 

サンフランシスコより

 

 

植松泰良

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