乱闘
もちろんのことですが毎日戦っています。チームの調子が良くて良い波に乗っている時期もあれば、悪い流れの中にいることだってあります。勝てている時期は面白いように勝ち続けられるのに、負けが続くと勝つことの難しさを痛感させられます。野球というスポーツは、特にプロの世界では、何が原因で負けたのか、何をすれば勝てるのか、ということを明確に出来る人は誰一人いません。もしいたとしたら、毎年その人のチームは優勝することでしょう。162試合という長いシーズンの中で負けては次にまた勝てるように、選手もコーチも毎日一生懸命準備、練習を常に行なっています。1試合でも多く勝ってプレーオフに行けるように皆一人一人頑張っています。
さて、最近マリナーズとエンジェルスの試合で乱闘騒ぎがありましたね。今シーズン1番のひどい乱闘だったのではないでしょうか。乱闘にはいつもそれを起こす理由があり、報復行為は今年から完全に禁じられていますが、それでもまだ乱闘は起こります。私自身も去年まではフィールド上で乱闘が起きた時は、ブルペンから走ってその乱闘の現場まで行って、自軍の選手を守るために参加していましたが、今年はアシスタントコーチとなり、試合中はベンチには入っていないので、今年は乱闘が起こっても出て行ってはいけないことになっています。今まで15年間で、何度かの乱闘を経験しましたが、ブルペンから全力疾走して乱闘の現場に行くのが今では懐かしく感じます。
さて、オールスター休みまで約2週間。気持ち良く休みに入っていけるように、コーチも気を引き締めてやっていこうと思います。
サンフランシスコより
植松泰良