過酷な遠征と幸せ

ロサンゼルス、ミルウォーキー、シカゴの3都市の遠征に行ってきました。開幕前の予定ではロサンゼルスで3試合、シカゴに移動してオフを挟んで3試合の7日間の遠征の予定でしたが、今年は開幕が遅れたことでオフの予定日にも試合を詰め込まれています。元々はシカゴでのオフの日だった1日を使ってミルウォーキーに移動してダブルヘッダーを行い、バスでシカゴに移動して、翌日のデーゲームという過酷なスケジュールになりました。ロサンゼルスでのデーゲーム後にミルウォーキーに移動して到着したのは深夜、ミルウォーキーでのダブルヘッダーのために朝球場入りして2試合。2試合目の試合後にバスで約１時間半のシカゴに到着したのはこれまた午前１時。シカゴでの1試合目はデーゲームで早朝に球場入りしなければなりませんでした。移動日の3日で3都市で合計4試合をするのは私にとって今までで初めての経験でした。そしてシカゴでの最終日は元々デーゲームで、その後にサンフランシスコに帰って翌日はナイトゲームという予定でしたが、数週間前に全国中継の試合に変わり、ナイトゲームに変更。試合を終えてサンフランシスコに着いたのは午前４時。着いたその日にまた試合、というマイナーリーグ時代に戻った気分でこの1週間は過ごしてきました。

大変過酷なスケジュールでしたが、唯一救われたのは、毎年キャンプ中から公私に渡り大変お世話になっていてシカゴカブスでビデオコーディネーターを務められている、私が大変尊敬している正本さんとご家族にお会いできたことです。正本さん一家にはいつも家族揃って本当にお世話になっており、今回も連日自宅に呼んでいただき夕食をご馳走して頂いたり、アメリカで一番美味しいシカゴカルビさんという焼肉屋さんでご馳走して頂いたり、お土産をいただいたり、そして私の今月末の誕生日まで祝って頂き、至り尽せりで、本当にお世話になりました。こんな私にそこまでいつも優しくして下さり、言葉にならないほどの感謝です。妻ともいつも話をしていますが、私たち家族も正本家のような素晴らしい家族になりたいと思います。尚さん、ひろこさん、今回も本当にありがとうございました。またお会いできるのを楽しみにしております。

シーズン残り数週間ですが、正本家に頂いた優しさをパワーに一生懸命やっていこうと思います。

サンフランシスコより

植松泰良