「〜してみたい、出来る」を大切に
「夢を持ちなさい」「目標を定めなさい」などと、小さな頃から耳にタコが出来るくらい聞かされてきましたが。しかし夢や目標というものは、自分から無理やり見つけにいくほど難しい作業はないと思っています。まずはとにかく目標を決めて、そこから動き出そうというのは、元から目標が自分の意識の中にあったのなら実現可能ですが、何も達成したいと思うことがない人に目標を無理に決めさせても長続きしないのは確実です。この内容について今までにも何度も書いてきましたが、昨日、サンフランシスコのテレビの取材を受けながら、このことを考える機会があったのでもう一度書かせていただきたいと思います。
子供がテレビを見ていて、「私もやってみたい!」、「僕にも出来る!」という言葉を発したなら、その言葉を大切にしてあげたいなと思います。大人でも同じだと思います。他人がやっている仕事やスポーツ、特技などを目にして、それをやっていて本当に楽しそうだとか、それをしてみたい、自分にも出来ると少しでも感じたら、その気持ちは自分にとっての「宝」です。探検をしていて大きなダイヤモンドを発見したのと同じくらい自分にとっての宝物だと私は個人的に思っています。その見つけた「宝」が物であれ、事であれ、「欲しい」「ないたい」という感情がのちに目標なり夢になっていくのだと思います。
〜になりたいと思い、自分がそれになっていることが頭の中で描ければ、その夢は絶対叶うと思います。そのことを考えていてワクワクしたり、夜寝る前に布団の中でそのことばかりを考えてしまう、携帯をいじっているとそのことについて検索してしまう。欲しいものだって同じです。好きな人だって同じだと思います。そのことを頭の中で考えるのも、それを手に入れるための大切な作業です。それを手に入れたくて、それが頭から離れないのであれば、そこから頭の上に、目には見えない長い強力なアンテナが張られることになります。そのアンテナは情報を引き寄せ、人を引き寄せ、欲しいものを引き寄せていきます。そのことについて考えていることが大きな努力でありますし、もっと努力してそれを掴みにいけば絶対に得ることができると思います。
もちろん全てが成功に終わることは不可能かもしれませんが、それに挑戦して失敗したとすれば絶対に後悔はないと思いますし、その挑戦からまた成長できることは確実です。そしてその努力によって得られた自信は絶対になくなることはありません。何かが欲しいとか、何かになりたい、自分にもできる、と思ったら絶対にやってみてください。お子さんにもやらせてあげてください。特に子供の可能性は無限大ですから、選択肢をたくさん増やしてやって、本当の将来の目標をそこから選ばせてあげられれば最高だと思います。
サンフランシスコより
植松泰良