アメリカに戻ってきました
約3ヶ月の日本の滞在を終え、17日から始まるピッチャーとキャッチャーのスプリングトレーニング(春季キャンプ)のために8日の日曜日にキャンプ地であるアリゾナ州スコッツデールに入りました。キャンプ自体は17日まで始まりませんが、トレーナー陣や私自身は1週間早くキャンプ地に集合し、キャンプ地で自主トレを行っている選手たちのサポートやキャンプの準備などをしています。10日の時点でキャッチャーはまだ一人もキャンプ地入りしていないので私がピッチャーの球を受けています。
今回の日本滞在は本当に充実したものになりました。沢山のチームや学校から野球教室や講演のためにお招き頂き、私自身も素晴らしい経験をさせて頂きましたし、本当に良い勉強にもなりました。中学生の進路のための講演で私が伝えたいポイントはただ一つ、「植松泰良は高校時代一度も公式戦出場を成し遂げることが出来なかった。そんな自分でも夢を追いかければ夢であったメジャーリーグの舞台に立つことが出来た。」ということです。何かになりたい。何かが欲しいと思ったらすぐにそれに向かって努力をする。成功に失敗は付きものなので、失敗を繰り返してやがてそれを成功に導く。Things happen for a reason.という言葉がありますが、辛い出来事も悲しい出来事も全て自分の成功のために意味が起こると思います。辛いからやめてしまえば、そこで諦めたということです。諦めたら終わりです。諦めなければいつか必ず達成できます。私はやろうと思って出来ないことはないとはないと思っています。
新たな出会いも沢山ありました。出会いというのも意味があって起こると思います。出会えたことに感謝したいと思います。新たなことにも挑戦する機会もありました。
私の新しい名刺に「Special Skill:とにかく運が良い」と書きました。運が本当に良いんです。でも運っていうのは勝手に自分のところにやってくる訳ではないのです。少ないチャンスをタイミング良く掴みに行かなければ運はやってきません。このチャンスを逃したらもう一生チャンスは来ないかもしれない、と私はよく思います。その時はとにかくアクションを起こし、そのチャンスを掴むために自分に出来る最大限の努力をします。最大限の努力をして達成できなければ、今は力がまだ足りないのだと納得することが出来ますが、努力をせずに失敗すれば一生後悔することになると思います。
まとまりのない文章ですが、これが私の今オフシーズンでした。今年はサンフランシスコジャイアンツは優勝します。どうぞ今シーズンも応援宜しくお願い致します。
アリゾナ州スコッツデールより、
植松泰良