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キャッチングレッスン

オフシーズンに入り今年はサンフランシスコから南に20分ほど行ったバーリンゲイムという所にある野球アカデミーで将来メジャーリーガーを目指す子供達にレッスンを行なっています。私はキャッチャーのレッスンをしています。キャッチング、ブロッキング、スローイングなど、キャッチャーとして子供の頃にしっかりとした基礎を植え込む指導をしています。

 

 

日本の野球は基本に忠実で、子供の頃にしっかりと基礎を学び、それを練習で繰り返す事によって、プロ野球選手になっても応用の効く良い選手達が生まれています。アメリカで指導者の方々と話をしても皆日本人の基本の出来に驚いており、そこが一番アメリカの子供達に欠けていることを理解しているようです。

 

しかしキャッチャーの技術は真逆だと実感しています。キャッチャーの基本だけは日本でも基礎をしっかりと教わっている選手達は多くないというのが私の経験からわかることです。キャッチャー出身の指導者の数が少ないというのは一番の理由かも知れませんが、一番大切なキャッチングの基礎を知らない選手、指導者は山ほどいるのが現実です。逆にアメリカの少年たちはキャッチャーの技術の基本がしっかりしている選手達が沢山いることに驚かせられました。アメリカでもキャッチャー出身の指導者は他のポジションに比べて少ないので、キャッチャーコーチが重宝される傾向もあるようです。

 

自分が小さな頃から教えてもらっていたら、という思いが沢山あります。キャッチングはキャッチャー出身の父に小さい頃に教わった覚えがありますが、ブロッキングや盗塁阻止の送球のステップなどは高校になっても教わったことがなく、基本なしで応用をしなければならない状態にいました。基本ができれば応用も効くわけです。同じ思いを将来メジャーを目指す子供達にして欲しくないというのが私の指導者としての一番の願いです。

 

オフシーズンは基本的平日は夕方から、週末は一日中レッスンをすることができますので、キャッチャーとしてのレッスンが必要であれば是非ご連絡下さい。

 

 

サンフランシスコより

 

 

植松泰良

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