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コロラド、LA遠征

8連敗を喫した後、首位ドジャースに3連勝してコロラド、LA遠征にやってきました。ちなみに、3連戦や4連戦などのシリーズで一方のチームが全ての試合を勝つ事を英語で「Sweep」といいます。Sweepといえばホウキで掃き出すという意味ですね。相手チームを全ての試合で負かして掃き出すという意味合いでSweepと言います。なので、3連戦を2勝して、最後の試合にはホウキを球場に持ち込んで応援するファンも見かけます。

 

確か前にもブログで書いたと思いますが、コロラド州デンバーはロッキー山脈の中にあり、ロッキーズの本拠地Coors Fieldはできた当初の名前が「Mile High Stadium」(標高1600メートル球場)と呼ばれていた程、高地にあります。空気が薄く、極度に乾燥しているので、ボールの飛びは他の球場の9パーセントも伸びるとも言われています。ピッチャーが投げる変化球(時に回転数の多い変化球、例えばカーブやスライダー)は曲がりが悪いので、打者有利な球場だとも言われています。コロラドで行う試合はホームランが多く出るシーソーゲームのイメージが凄く強いです。

 

コロラドに来ると、夜は寝つきが悪いし、夜中によく目が覚めてしまうという選手がたくさんいます。私は逆によく眠れ過ぎて、8時間以上寝てもまだ眠いといった感じです。どちらにしても他の都市とは何かが違うのは確実だと思います。マイナーリーグ時代には同じコロラド州のコロラドスプリングスという都市に遠征によく来ましたが、高山病の様な症状が出ている選手も何人かいたのを覚えています。あの環境で常に勝ちを意識してやらなければならない選手達は本当に大変だと思います。

 

デンバーで1勝1敗で迎えた最終戦は雨のため中止になり、LAに移動してきました。デンバーは飛行機もよく揺れます。天気の悪い時は普段以上に揺れるのでもっと大変です。LAに来てからは普段の睡眠時間に戻り、沢山寝ていたデンバーを少し寂しく思います。昨日はLAで負けてしまったので今日こそは選手達に勝ってもらいましょう!

 
 
 

カリフォルニア州ロサンゼルスより、

 
 

植松泰良

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