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1日がすぐ終わる

8月も終盤に差し掛かろうとしています。4月に始まった162試合のレギュラーシーズンも残すところ40数試合となりました。ナイトゲームの日は毎日12時前に球場入りして試合後までほとんど休みなく仕事をしています。一番ゆっくりと座っていられるのは試合が始まって先発ピッチャーが順調に投げてれていれば5回くらいまでです。試合によっては先発ピッチャーが早めに崩れてしまうこともあるので、ずっと忙しくしている日もあります。全体練習の時間は毎日1時間ちょっとだけですが、フィールド上の仕事以上に室内でのパソコンを使っての仕事の方が今年は忙しくなっています。ブルペンキャッチャーとしてだけ働かせてもらった過去13年とは一転して、昨シーズンからブルペンキャッチャー以外のコーチとしての仕事もさせてもらっているお陰で毎日忙しく、そして楽しく仕事をさせてもらっていることに心から感謝です。自分が微量ですが少しでもチームの勝ちに貢献できる可能性のある責任ある仕事をさせてもらって、正直毎日楽しくて仕方ないくらい充実しています。

 

朝起きて、球場に昼間に入ってトレーニングをして仕事に入った瞬間から試合前の先発ピッチャーとのキャッチボールまで休む時間なく出来るだけ多くの仕事をやろうとしていると、試合後自宅に帰ってきて思うことは、「今日も一日がすぐ終わったなー。」ということです。まだ40数試合レギュラーシーズンが残っている8月16日の時点ですが、こんなに毎日が早く過ぎていく感覚は、初めてマイナーリーグで働かせてもらった年と、メジャーリーグに上げてもらった2008年の一年目振りかなと思うほど久しぶりのことです。毎日仕事に行くのが楽しみですし、何より試合に勝った後の気分は最高です。こうして試合に勝ち自宅に帰ってきてパソコンに向かって仕事をしながら飲む一杯のウイスキーは最高に美味しいです。

 

もちろんミスをする日もあり、それが原因でイライラしてしまう日もあります。ミスをすると自分の準備が足りなかったのかとか、気が抜けていたのではないかとか、ストレスに感じることもありますが、後から考えてみれば、それだけ真剣に仕事と向き合っているから起こることなのかとも思える時もあります。やる気が出ない時も、眠くてどうしても集中できない時も正直ありますが、そういう時は自分の夢、目標を頭にもう一度思い浮かべるとまた少しずつやる気が湧いてきます。チームの勝ちのため、優勝のため、自分の夢を叶えるため、そして守るべき家族のために今シーズンも最後まで気を抜かずに毎日できるだけの努力をしていこうと思います。今年は絶対優勝しますよ。

 

 

 

サンフランシスコより

 

 

植松泰良

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