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シーズン最後の一踏ん張り

今シーズンも残すところあと6試合。首位のドジャースを5ゲーム差で追っています。昨日からはそのドジャースとの4連戦が始まり、この4連戦で一度でも負ければドジャースの地区優勝が決まり、ジャイアンツの今年のプレーオフの可能性が無くなります。ジャイアンツが逆転優勝、またはドジャースと同率首位で終わるには、この4連戦で4連勝し、コロラドとの最後の3連戦で最低2回勝たなければならないのと同時に、ドジャースはサンディエゴとの3連戦でも最低2回負けなければなりません。選手たちの疲れは最高潮です。でもライバルであるドジャースの優勝を目の前で見るのだけは避けたいという意地があると思います。最後の一踏ん張り、奇跡が起きるように選手たちに頑張ってもらいたいです。

 

9月といえば、ロースターが最大40人まで拡大され、多くのルーキーたちがメジャーリーグに上がってきました。日本でも有名になったと思いますが、メジャーリーグのチームは9月の遠征でルーキー達を仮装させます。今年はホームでの試合後のサンディエゴへの移動中にルーキー達はそれぞれ用意されたコスチュームを着なければなりません。試合が終わってクラブハウスに帰ってくると、ルーキー達のロッカーに掛かっていた移動用のスーツは消え、代わりにコスチュームが掛けられているわけです。ベテランの選手達が誰にどのコスチュームを着させるかを話し合って決めるらしいのですが、毎年楽しませていただいています。サンディエゴのホテルの到着後は、先輩のベテラン陣に連れられ、街に出て行ったのではないでしょうか。

 

今回感じたことは、このルーキーの仮装によって、メジャーリーグに初めて上がってきた緊張していたルーキー達が少しでもリラックスしてチームに溶け込めるようにするために行うのではないかと思ったことです。いつも緊張して真面目だったルーキー達が、この時ばかりは笑顔を見せ、みんな楽しくしていたのが印象的でした。アメリカのチームワークの作り方は日本とは少し違う部分がありますが、本当に人の事を思いやれる選手が集まって素晴らしいチームワークを作っていくのだと再実感する1日でもありました。

 

さて、今日(9月29日)はドジャースとの2戦目で、両チームのエースが投げあいます。勝って奇跡を起こします!

 
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サンフランシスコより、

 
 

植松泰良

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