ネバーギブアップ
オールスター休みが明けて、シーズン後半戦が始まりました。後半戦はミルウォーキー遠征から始まり、今はコロラド州デンバーにいます。前半戦はすごく悔しい結果に終わり、メディア上ではトレードの話もどんどん盛り上がりを見せているところでした。もうジャイアンツの今シーズンは終わりで、来シーズン以降のためにベテラン選手をトレードで放出し、若手の有望格を獲得し強力なファームシステムを確立していくという話は我々チームの外で賑やかにされていた様に思います。しかし諦めず全力を尽くし続ければいつかは明るい方向に向かうのです。
ワイルドカードももう無理だと言われ続けてきましたが、今日の時点でたった3ゲーム差までに迫ってきています。これは選手、コーチ、スタッフが負けた次の日も気持ちを切り替えて、その日のその試合に集中し続けたからこそ切り開けてきたことだと思います。2016年のジャイアンツは今年のドジャース同様、オールスター休み前まではメジャーリーグの両リーグでも断トツで1番の成績を残していましたが、後半は急ブレーキがかかり、ワイルドカードでのプレーオフ出場を何とかギリギリで掴むことになりました。
最後の結果は最後の最後まで本当にわかりません。負け続け、周りに何を言われようが1日1日その試合に勝利することだけに集中すれば、いつかは灯のある方向に道が切り開けてくるのですね。過去のことを悔やんでも、先の事を心配して悩んでも良い結果には結びついてこない様な気がします。その時その時を一生懸命に生き、一瞬一瞬を楽しんでいく事が良い結果に結びつく最大の要因になると思います。
とにかく怪我なく毎日自分の仕事を全うしていこうと思います。誰もトレードされず、このチームで今年は必ずプレーオフに行きますよ。
コロラド州デンバーより
植松泰良
