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今年最後のドジャース戦

サンフランシスコジャイアンツとロサンゼルスドジャースは日本で言う、巨人と阪神のライバル同士です。ドジャース戦になると、試合がサンフランシスコでもロサンゼルスでも、ほぼ満員のお客さんの入った中で試合が行われます。サンフランシスコではジャイアンツファン、LAではドジャースファンでスタンドは埋め尽くされるので、ホームチームは相当有利な状況で試合をすることになります。特に今シーズンは、9月8日の時点で残り20試合を残して、ジャイアンツは2位のドジャースと1ゲーム差の状況です。今の時点で、ジャイアンツはメジャーリーグで最高の成績を残しているのですが、もちろん1ゲーム差の2位のドジャースも両リーグ全体の2番目の成績を残しています。その2チームがぶつかる、2021年のレギュラーシーズンの最後の直接対決3連戦だったので、物凄い盛り上がりを見せました。

 

ドジャースとの3連戦の初戦は、なんと両チーム同じ成績の同率首位という状況で始まりました。初戦は9回裏2アウトまで1対0でジャイアンツがリードしていたものの、最後にヒットを打たれて同点。9回裏は無得点で、昨シーズンから導入された、変則(0アウトランナー2塁)の延長戦に突入し、10回に両チームとも1点ずつをとり、12回表はドジャースは無得点。ジャイアンツは最後の最後で2アウトからエラーの間に得点し、サヨナラ勝ちとなりました。両チームともピッチャーが頑張り、最後まで熱い投手戦が続きましたが、何とかジャイアンツが勝利することが出来ました。2戦目はドジャースの圧勝。最後の3戦目はお客さんも満員の中で行われました。今シーズンは1度も黒星をつけることの出来なかったドジャースのエース、ビューラー投手をノックアウトして勝つことが出来ました。

 

ドジャーズ3連戦はプレーオフのような満員のお客さんの前での試合で、本当に盛り上がりました。ライバル同士なので、外野席ではファンが殴り合いの喧嘩を始めてしまったりという残念な光景も目にしましたが、これがメジャーリーグのライバルチーム同士の戦いなのだと、14年目にしてまた感動させてもらいました。だけどファン同士の喧嘩だけは絶対にやめて欲しいですね。野球の試合ですから、ライバル関係は野球の時だけで、試合が終われば皆、一社会人ですからね。好きなチームはどれだけでも応援してほしいですが、相手チームの選手に暴言を吐いたり、ファン同士で悪口を言い合って喧嘩に発展したりするのはやめて欲しいと思います。ファンも選手も、お互い気持ちよくライバル同士の白熱した戦いがこれからも続けていければ良いですね。

 

 

 

 

コロラド州デンバーより

 

 

植松泰良

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