欲しいものを手に入れる
今日、ある記者から取材を受けました。私が日本で生まれ育ちアメリカに渡り、メジャーリーグでコーチになるまでの道のりを細かく聞かれたので出来るだけ細かく覚えている範囲で答えていきましたが、自分の今までの人生を振り返ってみると、本当に能力や実力は大したことのない人間だということが明確になってきました。日本プロ野球やメジャーリーグで活躍する選手、ありとあらゆるスポーツの世界で活躍しているアスリート、スポーツ以外の分野でも世界の頂点に立ってくる人には能力に優れ、実力があり、それを発揮しながらパフォーマンスすれば結果はついてくるし、仕事も人も自然とついてくる、すなわち自分の能力が人を引きつけてくる。それに比べて能力も実力もない私は、メジャーリーグにブルペン捕手として上げてもらった時も自分から取りにいきましたし、コーチに昇格させてもらった時も、自分からアピールを続け、掴みにいきました。行動を起こさなければ私のような者には自動的に引き付ける力はないのかも知れません。第三者から見れば残念なことかもしれませんが、それを自覚さえしていれば、実力も能力もない私のような人間にも夢を掴むことが出来るのだと思います。
植松泰良が出来たのだから努力して運を自ら掴みにいけば夢は叶う。欲しいものが手に入る。辛いことがあって自分を見失うことがあっても、方向性を変えて気分転換すれば夢は叶う。いじめられたって、自分は負け犬だと思うことがあったとしてもまだまだチャンスは山のようにある。でもチャンスは必死に掴みにいかないと逃げて行ってしまう。
自分のできる最大限の努力をして掴めなかったら、それは自分の実力がまだ足りなかったということ。自分の欲しいものがあったらそれが手に入るように勇気を振り絞って取りに行く、口に出す。ダメ元で聞きに行く、頼む。そんな努力もせずに失敗したら一生後悔するだろう。
世界一まとまりのない文章ですが、わかってくれる人はきっといると思います。一番伝えたいメッセージは、「植松泰良にできるのだから誰にでもできる。」です。
サンフランシスコより
植松泰良