負けました

プレーオフ１回戦、2勝2敗で迎えたドジャースとの今年1番の最終戦でしたが残念ながら負けてしまいました。接戦になるのは誰もが予想していたことでしたが、緊迫した投手戦を制したのは相手のドジャースでした。昨年の王者ドジャースとは今シーズンは同等に闘うことができて、直接対決でも1勝多く勝ち越すことが出来ました。ほとんどの試合は接戦だったので力は同等、プレーオフの最後の試合はどちらが勝ってもおかしくない状況での試合でしたので世界中に野球ファンに注目された試合でしたし、球場も満員のお客さんの声援で本当に盛り上がりました。

試合前はいつも通り、先発ピッチャーと外野でキャッチボールをして、ブルペンでの最後の数球を受けて試合に入っていくのを見送りました。先発したジャイアンツの若きエース、ウェブ投手は調子も良さそうでしたし、自信に満ち溢れてマウンドに立ちました。シーズン初めは自信もなさそうに投げていた姿を思い出すと、本当に大きく成長した選手だと思います。まだ24歳ですが、大きなプレッシャーのかかる大事な一戦を一生懸命投げてくれました。来年からチームを背負って、今年の悔しさを来年にぶつけてくれると期待しています。

試合終了直後は正直一歩も動けませんでした。ブルペンにいる周りのピッチャーも、その場にしばらく座り込み、冷静に今の状況を確認してベンチ裏へと引き上げて行きました。チーム全員が最後の一球まで勝てることを信じて試合を見ていたので、負けた瞬間は皆がショックだったと思います。このチームでワールドシリーズで優勝して、また新たな歴史を作りたいと気合十分だったこのチームワークは今まで見てきたチームの中でもトップクラスだと思います。来年こそはまた地区で優勝してプレーオフで勝ち続けたいです。

ジャイアンツを応援してくれた皆様、応援ありがとうございました。残念でしたが来年は勝ちますよ。

サンフランシスコより

植松泰良