来シーズンもジャイアンツで
2017年のシーズンは久々に負け越した苦しいシーズンでした。勝ちたくても勝てないともどかしさの中、選手、コーチ共々、できる限りの努力をしてきたと思います。そんな中で、コーチ陣もプロとして、成績が残せなければクビになる覚悟を持って毎日を過ごして来ました。そしてこのオフシーズンにはコーチングスタッフが大幅に変わる事になりました。これは野球の世界では当たり前で、次のシーズンにスタッフがそう入れ替えされている事もあります。結果がすべての世界。本当に厳しい世界だと実感しました。
私自身、選手やコーチ、そして他のスタッフに支えられメジャーリーグで10シーズン目を終えました。今年は大きな怪我もしてしまいましたし、本当に勉強になるシーズンでした。来年はもう無いのかと覚悟をもってやってきたわけですが、何とかもう1シーズンジャイアンツのブルペンキャッチャーとして残れる事になりました。怪我をして遠征に帯同できなかった時に、自宅のテレビで試合を見ながら自分がどれだけ贅沢で素晴らしい環境で働かせてもらっているかを気付かされました。やっていることは毎日同じですが、子供の頃から目指していた舞台で自分が働いていることを外から見て再確認しました。
あと何シーズンチームに残れるかわかりませんが、一日一日を大切にして過ごしていこうと思います。技術的にも毎日うまくなれる様に。選手が少しでもより良く試合に入っていける様な努力を今まで以上にしていこうと思います。来年は必ず良いシーズンにします!
サンフランシスコより
植松泰良