今年のキャッチャーミット

アリゾナでの4連戦を終えてシカゴに来ました。シカゴでは1日オフがあり、ゴルフを楽しみ、今日からカブスとの3連戦が始まります。

前に商売道具である、ベルガード社のキャッチャー防具とジャガーズ創工社のシューズは紹介しましたが、キャッチャーミットをまだ紹介していなかったのでここで紹介したいと思います。私のウェブサイトやFacebookページから、私のミットと同じモデルの物が欲しいという問い合わせをして頂いております。

キャッチャーミットはずっとベルガード社の佐川職人製のものを使っておりましたが、数年前から同じ形のものをハタケヤマ社に作って頂いています。左手の親指を骨折した時にどうしても前に使っていたミットでは痛くて手を入れることが出来ず、ハタケヤマ社のキャッチャーミットに切り替えました。東京の佐川職人に作って頂いていた私型のモデルに近いものをハタケヤマ社にお願いして作ってもらっておりますが、型的には本当にスタンダードで、芯は深めに作ってもらっています。メジャーリーグのピッチャーの球速はご存知の通りなので、出来るだけ指に負担をかけない様に人差し指のクッションを厚めにしています。親指に病院のリハビリ中に作ってもらった親指ガードを装着しているせいか、人差し指の位置が普通よりだいぶ小指側にずれるので、クッションを少し左にずらしております。出来るだけ芯で捕球するようにしているので、芯がしっかりと出来ており、捕球時の音はカラッとした良い音がでます。革は本当に素晴らしく、私の経験上特にハタケヤマ社の黒色の革は最高の質です。捕球面の革は絶対に黒がおすすめです。

キャッチング用の手袋もハタケヤマ社製を使っています。人差し指にパットが入っているのと、手袋の中に先ほど述べた親指ガードを入れて使っています。親指ガードの特徴は、親指全体がカバーされる様になっているところです。

佐川職人のところにまだ私モデルの型が残っていると思いますので、ベルガード社製でも私モデルが作れると思いますし、ハタケヤマ社製では「サンフランシスコジャイアンツ植松型」でオーダーできると思います。こんなに素晴らしいミットを使わせてもらって幸せです。

イリノイ州シカゴより

植松泰良