アリゾナでの隔離終了

例年であればキャンプ地アリゾナまでは飛行機で行っていましたが、今年はコロナウイルスへの感染を少しでも防ぐために球団に借りてもらったレンタカーで自宅のあるカリフォルニア州からアリゾナ州まで２日間かけて運転してきました。日曜日の夜に到着し、ホテルにチェックインし、月曜日の朝に球場でPCR検査とウイルスの抗体検査を受け、結果が出るまでの約２日間、ホテルの部屋での隔離生活となっていました。検査を終え、ホテルに直行し、それからはホテルの部屋からも出てはいけないという隔離生活を約２日間してきましたが、１人で外にも全く出ず、部屋でじっとしているというこの辛さは久しぶり感じました。昨年3月から7月中旬までの自粛期間は家族が一緒にいてくれたからこそ心身共に健康でいられたと思いますが、もし一人だったらということを考えると恐ろしいです。そこでまた家族の大切さを実感しています。

数時間前に検査の結果を球団のメディカルスタッフから連絡があり、晴れて明日から外に出られることになりました。明日からキャンプ開始まではまだ約１週間ありますが、明日からキャンプ地で行われている自主トレに参加します。同じように月曜日にPCR検査、抗体検査を受けた選手、スタッフは明日から球場に行くことが許されますので、ようやくキャンプに向けて本格的に準備ができそうです。今キャンプ、そしてレギュラーシーズンも、コロナウイルスの影響で、普段通りとはいきそうにもありませんが、球団から決められたルールをしっかりと守って、チームに迷惑がかからないよう、細心の注意を払ってまずはキャンプを過ごしていこうと思います。

昨シーズンの最終戦以来、プロの選手が投げる１５０キロ級の球は約３ヵ月半の間１球もみてこなかったので、明日はスピードに慣れるまでちょっと大変になるかとは思いますが、しっかりと1日目を怪我なく乗り切ってこようと思っています。明日から早起き生活が始まるので、寝坊しないように今日は早く寝ようと思います。

アリゾナ州スコッツデールより

植松泰良