チャリティーマッチ無事終了
11月29日に東日本大震災チャリティーマッチが開催されました。この日の為に準備を進めていたAll Nations関係者の方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。All Nationsは世界中の独立リーグなどでプロとしてプレーしている選手や過去にプレーしていた選手が集まり結成されたチームです。私自身は、プロの選手ではありませんが、ジャイアンツのブルペンキャッチャーとして、このチャリティーマッチには選手として出場させて頂きました。球場ではお客さんたちに募金、古くなった野球道具の寄付をお願い致しました。少しでも被災地の方々の力になれたことを願っています。
球場には様々な屋台などが開かれ、両チームトランペットを使った本格的な応援の中試合は始まりました。悪天候の為、試合は残念ながら2回表途中で中止になってしまいましたが、中学生対象の野球教室を室内で無事に行うことが出来ました。世界中で活躍する、色々な経験をしている選手達が行った野球教室は凄く内容の濃いものになったと思います。来年のチャリティーマッチは晴れることを願って、また一年間それぞれの国、リーグで頑張っていこうと思っています。
個人的には選手として硬式ボールを使った試合は高校野球以来でしたので、26日の日本帰国前約2週間前から毎日練習を繰り返しました。サンフランシスコにあるグラウンドを使って練習してきました。帰国前、私の練習を手伝ってくれたベイエリアに住む高校野球経験者の原君、井出君、堀井君、高橋君、そして帰国後練習相手をして下さった二つ上の先輩で西武台千葉高校野球部OB会長の稲葉さんに本当に感謝しております。一人ではあそこまでレベルの高い練習をすることが出来ませんでした。皆様の支えなしでは自身の成功はないのだと再認識しました。
バッテリーを組ませてもらったピッチャーの大竹選手は今年はレッドソックスのマイナーリーグキャンプに招待選手として参加した力のある選手です。94マイル(150キロ)の真っ直ぐを持っている、素材はメジャーリーグ級だと思います。将来メジャーリーグのフィールドで会えることを夢見てそれぞれ頑張っていきましょう。
最後に、All Nationsの一員として初めて活動させて頂きましたが、本当に素晴らしい出会いばかりでした。All NationsのモットーはWe are (b)all one(ボール一つから繋がる奇跡)です。野球というスポーツを通じて新たな仲間と出会い、一緒に活動させて頂けることに感謝し、野球を通して母国である日本に貢献していけたらと思っています。All Nationsを通じ「奇跡」を起こしていきます!
(写真提供)島尻譲様、竹村裕児様
千葉県館山市より、
植松泰良