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トレード期限

メジャーリーグでは毎年行われるトレード。プレーオフに行けそうなチームが選手を補強するために成績の悪いチームから主力の選手を引き抜いて、その代わりに若手の有望格の選手を放出するというのがメジャーリーグの基本的なトレードです。トレードは例年は7月31日が期限となっていますが、今年はロックアウトもありシーズン開始が遅れたことで期限が8月2日(本日)となっていました。東海岸の時間で午後6時が締め切りということで、毎年のことですが、トレード締め切り当日はなんだかチーム全体がソワソワした雰囲気が流れています。

 

主力選手を成績の悪いチームから引き抜いて補強する側をBuyer(買い手)、翌年以降のチームづくりを目的とした、代わりに若手有望格を見返りとして得る方をSeller(売り手)と呼びます。過去15シーズンでは売り手になったチームの年も、買い手だったチームだったチームの年も経験してきました。もちろん売り手に回った年は、トレード締め切り日からシーズン終了までの「消化試合」ははっきりと言って楽しいとは言えません。チームとしてその年に目指すものがない状態で戦うというのは本当に大変なことで、誰もが経験したくないことです。

 

SNSやメディア上では色々なことが予想されており、売り手に回るという情報は締め切り時間まで絶えませんでしたが、プレーオフ進出の可能性がまだ残されているジャイアンツは、2人の主力選手の放出はありましたが、大幅な戦力ダウンをすることなく締め切り後の今夜の試合から戦い続けることになりました。トレードされてしまった3人の選手がいなくなることは寂しいですが、新しいチームでの活躍を願っています。

 

チームは厳しい状況にありますが、プレーオフの可能性がまだまだあるので一生懸命戦っていこうと思います。

 

 

サンフランシスコより

 

 

植松泰良

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