1. HOME
  2. ブログ
  3. 今の自分を極める

今の自分を極める

アトランタ、フィラデルフィア、ピッツバーグと3都市の長い11日間の遠征から帰ってきました。遠征中は球場で働いている時間以外の自分の時間は、トレーニングをするか本を読むかに費やしています。最近は前にも話を出した、元ロッテの里崎智也さんの本と、元ライブドアの堀江貴文さんの本がとても印象的でした。

 

私はメジャーリーグという夢であった素晴らしい舞台で働いています。しかし私は選手ではなく裏方です。私には選手のように自身のパフォーマンスで数字が変動するわけではありませんし、直接チームに影響を与えられるわけでもありません。正直、自分自身がここにいて、果たしてチームの役に立っているのだろうかと思ったことも少なからずあります。

 

里崎さんの本で特に印象的だったのが、自分の仕事を極めて、その仕事で誰よりも極めるということです。里崎さんがもし会社員になり、最初はお茶出しが仕事であったら、世界一美味しいお茶を入れる努力をすると言っていました。私の仕事は外から見れば単純なことかもしれません。野球を経験したことのある人であれば誰でも出来るのかもしれません。だけど私は世界一キャッチングが上手いブルペン捕手になるように努力していますし、世界一のバッティングピッチャーになりたいと努力しています。

 

堀江貴文さんは刑務所にいた頃の単純な作業していた中でも、その仕事をマニュアル通りこなすだけでは「与えられた仕事」をしているだけになり、やっていても苦痛になってしまうと言っていましたが、自分なりにその単純な作業も自分なりに創意工夫をして、自分なりに課題を立て、その仕事を極めることにより自分の成長を実感し、やりがいを見出して、「与えられた仕事」から「つくり出す仕事」に変えていったと言います。

 

ものは考えようだと思います。苦痛に思って仕事をするのも、やりがいを見出して仕事をするのも同じ1日です。自分の仕事を極めてやりがいを感じ、充実した日々を過ごすことによって、組織、チームに良い結果を少しでももたらしていけるのではないでしょうか。

 

 

 

サンフランシスコより

 

 

植松泰良

関連記事