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自分が学生野球の監督だったら

フェイスブックで日本の野球の足腰を鍛える走り込みが間違っているという記事を何度か見かけたことがあります。確かに野球選手として足腰を強くするための一番の方法では絶対にありませんし、そこに時間、体力を使ってしまうのはもったいないと思います。時間というものは限られています。もし私が学生野球の監督だったらのアイディアが浮かんだのでここで書きたいと思います。

 

まずは文武両道です。どれだけ野球が上手でも野球だけやっていてもだめです。プロに入れる実力があっても、もしかしたら怪我で数年で選手生活が終わってしまうかもしれませんし、クビになるかもしれません。プロで選手生活を送る期間より、引退して一般社会に出て働く時間の方がよっぽど多いのです。なので練習は1日長くても2時間ほどにします。しかし内容は濃いものにします。毎日が全体練習でなくても良いと思うので、個々の技術が練習できるようにステーションごとに分かれて練習させたいです。バッティングのステーション、ノックのステーション、コンディショニングのステーション、そして守備ごとにも分かれてステーションで個人練習をさせようと思います。

 

そして毎日1時間から2時間は勉強する時間を作り勉強させます。今世間で活躍している有名な方々は、学校の勉強などはどうでも良く、自分の好きなことだけを勉強すれば良いと言っていますが私はそうは思いません。学校の勉強をすることで、嫌いな教科でもどの様に勉強すれば良いかという方法もわかってくると思います。その中で得意な教科や興味を持った分野を自分でもっと勉強していけば良いのではないでしょうか。

 

そして最低でも週に一度は休みを作ります。2度作るかもしれません。野球がしたい、もっと練習したい、野球が上手くなりたいという意欲を作らせたいですし、リラックスして今の自分を振り返る時間を作りたいです。リラックスした時間で野球以外に分野を調べる時間にもなりますし、テレビで野球中継や他のスポーツを客観的にみて新たな発見も生まれると思います。とにかく心に余裕を与えてやりたいですし、その余裕が野球の上達へとつながっていく一番の鍵だと私は思います。

 

一番大切なことは野球を楽しむこと。辛い練習を長い時間してそれが楽しいと思う人はなかなかいないでしょう。辛いことをした後の達成感を味わうのもたまには良いと思いますが、毎日やるのはちょっと違います。そして人生は野球だけではないということを子供達に知ってほしいと思います。アメリカの様に小・中学生の時は色々なスポーツをやらせて何が一番自分にあっているのかを見つけ出すのもいいですね。

 

 

 

ペンシルベニア州フィラデルフィアより

 

 

植松泰良

 

 

 

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