投手陣豊富の2021年

今年の春のキャンプもバッテリー組だけではなく野手陣もキャンプインし、全体での練習が始まりました。今年のキャンプで一番驚かされるのが、例年にない投手陣の充実です。昨シーズンは完全に打撃のチームとしてシーズン最終戦までプレーオフ進出の可能性を残して戦いましたが、今シーズンはその打撃に加え、先発、中継ぎとかなり充実したチームになると思います。先発陣は、ベテランのクエト投手、ガーズマン投手に加え、フリーエージェントでデスクラファーニ投手、ウッド投手、サンチェス投手という実績のある５人がしっかりと揃った中で、若手の有望格であるウェブ投手、ビーディー投手、そしてマイナーリーグ契約でメジャーリーグのキャンプに招待選手として参加している山口俊投手も先発ローテーション枠を目指して頑張っています。キャンプ開始時点で５人実績のあるベテランが揃うのは久しぶりのことなので期待できそうです！

中継ぎ陣もツインズからウィスラー投手、ドジャースからマギー投手を獲得し、若手の有望格や招待選手たちも競争に加わり、かなり安定したブルペン陣となると思います。今までに３回のワールドシリーズ優勝をブルペン捕手として経験させてもらってきましたが、３回とも先発、中継ぎと投手が充実したチームでした。先発がしっかりと６回、７回を投げ切って、勝利の方程式とも呼べる中継ぎ陣を投入できるようなチームでした。どんなに打てるチームでも、プレーオフなどの短期決戦ではしっかりとした投手が揃っていなければ勝ち続けることが難しいので、今シーズンは楽しみで仕方ありません。今年のチームはその投手陣に加え、去年の打撃陣もしっかりと残っているのでより期待できます。

自分自身はこのキャンプは忙しく働けて毎日充実した日々を過ごしています。少しでもチームの勝利に貢献できるように、気を抜かずに毎日全力を尽くしていこうと思います。

アリゾナ州スコッツデールより

植松泰良