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失敗は怖い

「失敗を恐れずにいけ」「失敗は成功のもと」と言うのも言われるのも簡単ですが、私は失敗が怖いと思わなかったことは一度もありません。出来ることなら失敗したくないし恥もかきたくありません。失敗して笑われるのも嫌だし、失敗を見て馬鹿にされるのも嫌です。失敗することで学んだり、上手くなったりするのは確実だと思います。むしろ失敗した時の方が絶対に覚えるし、屈辱が良いバネになって絶対に成長できるのは確実です。結論、失敗した方がいいと思います。失敗を重ねれば絶対に成功があります。だけど失敗は怖い。いつになっても怖い。

 

過去を振り返ると失敗をありがたいと思えます。失敗して良かったと思えます。なので失敗は不可欠なのかもしれません。でも自分から失敗をわざわざしにいくほどのメンタルは少なくとも私にはありません。試合の終盤、一番重要な場面で思い切った間一髪のプレーをする勇気は練習です積み上げていかなければならないのは確実です。だけどそこに失敗しても良いのだという環境があるのであれば、思い切ったプレーがしやすくなりますし、試合に勝てる可能性も広がっていくのではないかと思います。「恥を欠かせなければ覚えない」という指導者はたくさん見てきましたが、真剣にやっていることで失敗すれば、わざわざ恥をかかせようとしなくても、とてつも無い恥をかきます。

 

何が言いたいのかといえば、失敗してもそれを受け入れてくれる環境というのが一番成長出来る環境なのではないかということです。少なくとも私はそういう環境が整っていた時、そう感じられた時が一番思い切って挑戦できてきました。私がいさせてもらっているコーチングスタッフは確実に失敗を受け入れてくれる安心感があります。ミスをしても支えてくれる雰囲気があります。どんどん挑戦して上手くなりたいと思わせられる環境があるのです。失敗を成功も元だと思わせてくれます。凄い監督、コーチのもとで仕事をさせてもらっていると思います。

 

日本の学生野球もそんな環境を作れるリーダーが増えていくことを期待しています。

 

 

 

 

サンフランシスコより

 

 

植松泰良

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