1. HOME
  2. ブログ
  3. 来年から高校球児になる中学生に講演

来年から高校球児になる中学生に講演

今日(12月23日)、中学三年生の来年から高校球児になる生徒たちに講演をさせて頂いてきました。私だけでは物足りなさを感じ、オーストリアのプロ野球リーグチーム、フェルトキルヒ・カージナルスで選手兼監督をしている田久保賢植君にも声をかけて一緒に講演して頂きました。西武台千葉高校野球部時代の同級生で、柏市の中学校で先生をしている羽田健太郎君がこういった機会を与えてくれた訳ですが、人に話をすることは自分の勉強にもなるのだと思いました。

 

これから高校野球をやるということで、一番気になったのが彼らが描いている高校野球をやっている自分像、そしてどういう夢を持っているかということでした。私自身はプロ野球選手を目指して、甲子園という大舞台で活躍している自分を頭の中で描き、大きな希望を抱いて高校球児となったのですが、最後の一年は公式戦のメンバー入りは出来たものの、公式戦に一度も出場することなく高校球児としての三年間を終えました。今考えても辛く悔しい三年間でしたが、それをバネにやってきたことは、自分の中で大きな財産になったと思っています。彼らには、大きな夢を抱いて欲しいと同時に、その夢が実現しなくても、その他にも自分が活躍できる道を切り開ける選択肢を持つための準備をして欲しいと願っています。

 

野球が全てではないし、野球をやっているからといって偉くも何ともない。グラウンドから出れば一般の生徒、社会人なのだということを覚えていて欲しいとも伝えました。MLBやNPBで活躍している選手たちはもちろん格好良いですが、彼らのように最高のレベルでやっている選手たちの人間性はもっと素晴らしいということ、そして彼らの周りの人達への気配りや人を思いやる気持ちを生徒たちに伝えたくて今日は話をさせて頂いたと言っても過言ではありません。野球が上手いだけでは最高峰のリーグで活躍していくことは難しいと思います。将来の選択肢を増やすためにも、高校球児には文武両道で頑張って欲しいと思います。

 

野球というのはスポーツで、スポーツというのは楽しむためにあります。私自身もそうでしたが、高校では厳しい練習をやっていたのではなく、やらされていたと思ってしまった時期もありましたし、楽しいと思えない事も多々ありました。しかし、好きで始めた野球なのだし、せっかくやるのなら楽しくやった方が得なのでは、という話もさせて頂きました。

 

高校球児としての約二年半、怪我をしてしまっては悔いが残ります。野球で多い肩や肘の怪我を予防するインナーマッスルの強化法も一通り教えてきました。物凄く地味なトレーニングですが、本当に大切なことです。私自身、高校時代はインナーマッスルの強化プログラムの存在は知っていましたが、なぜ強化をするかについては全く無知でした。今日そのプログラムを体験した生徒たちは、その強化プログラムを自分のルーティーンにして、怪我をすることなく悔いのない三年間にして欲しいと思います。

 

今日は田久保くんの話してくれたことを頭に焼き付け、今後の自分自身の成功に繋げていきたいと思います。頑張れ高校球児!!

 

image2
image4
image1
image3

 
 
 

水道橋駅前スターバックスより、

 
 

植松泰良

関連記事