足りてないところ

自分自身の話になりますが、読んでいただいている方にも少しでも参考になればと思います。ご覧の通り今年のチームはシーズン序盤から苦戦しています。期待されていたチームでしたが歯車が噛み合わず、厳しいシーズンを送っています。もちろんやらせてもらえる間はブルペンキャッチャーとして精一杯働いていこうと思いますが、いつ仕事がなくなるかは誰にもわかりませんし、いつ起こってもおかしくないことなのです。今シーズンの2試合目の試合前の練習で手術を必要とした怪我を負い、約7週間ブルペンキャッチャーとしての仕事をすることが出来ませんでした。今回は初めての怪我での離脱でしたし、7週間ですむ怪我でしたので良かったのかもしれませんが、もっと大変な怪我をしたり、病気をしてしまったときに同じ仕事に帰って来られる保証はありませんし、代わりはどこにでもいます。

仕事がなくなることは考えてはいませんが、いつかもしその時が来た時に次のステップをすぐにでも踏める準備が本当に大切になってくると思います。自分自身に欠けているところはここです。10年前に子供の頃から憧れていたメジャーリーグの舞台に立つことが出来たわけですが、その後の努力は仕事以外ではしそびれていたと反省しています。勉強したいと思っていたことも定期的にしていたわけではありませんし、次に何がしたいのか、現実的に考えて来ませんでした。

今気付いてももう遅いという結果になってしまうかもしれませんし、今気付けたことでこれから準備をする努力をこれから地道にしていくことが出来るかもしれません。何が起こっても今気付けたことが良かったと信じてポジティブにやっていこうと思います。そしてシーズンは残り約1ヶ月ちょっと。シーズン後には毎日少しずつ、いつ来るかわからない次へのステップを踏まなければならない時が来た時の準備を毎日していこうと思っています。

学生時代から色々な分野での知識、技術を身につけ、資格を取っておくことの大切さは今になって身に染みてきます。この前も書きましたが、野球少年、球児たちは野球以外のことも野球同様にしっかりと努力を重ねて社会人になっていって欲しいと思います。

サンフランシスコより

植松泰良