通常であれば。。
通常であれば。。今日あたりから春のキャンプが始まっていました。が、皆様も知っての通り色々な事情から、まだアリゾナ入りもしておらず、先の見えないオフシーズンを過ごしております。「通常であれば」という言葉をここ数年毎年来ている気がしますが、どんなに頑張ってもどうすることもできないことなので、時間があるこの状況をありがたいと思って過ごしています。いつ集合がかかっても準備ができているように、自分ができる準備をしっかりと毎日コツコツとやっているつもりです。
今日は、ここ数年間、シーズン中も時間のある時にキャッチャーの技術を個人的に教えている中学生にキャッチング技術を教える個人レッスンをしました。小学生の頃から見ているアメリカ人の選手なのですが、子供たちの成長はびっくりすりほど早いものですね。キャッチボールをしていても、投げてくるボールが数ヶ月前とも全然違いますし、とうとう彼の方が肩が強くなりました。数ヶ月前までは私の方が良いボール放ってたんですけどね。彼にはメジャーリーガーになってもらいましょう。日本の音を鳴らすキャッチング技術と、最先端のアメリカのキャッチング技術を組み合わせた技術が段々と出来てきたので、彼の年齢の中ではトップクラスの技術を持ったキャッチャーに成長してくれたと思います。
例年であればもうすでに肩が出来てきている時期ですが、今年はピッチャーとの遠投も全く無くなってしまう予定なので完全に調整不足です。投げていないのと、歳をとることは本当に怖いことですね。今年もバッティングピッチャーは今まで以上にやらないといけないので、いつキャンプが始まっても毎日投げられるように、野球の練習もやっていかなければならないと少し焦りが見え始めてきました。投げていないと投げられなくなってしまう感覚を初めて知った今日この頃であります。
明日から数日間だけアリゾナに仕事で行ってきます。1日でも早くキャンプが始まってくれますように!
サンフランシスコより
植松泰良