ファールボールに注意

フィールド上の選手から近い距離で観戦出来るアメリカのボールパークは本当に素晴らしいと思います。メジャーリーガーたちのスピードやパワーを目の前で見て、野球少年たちはメジャーリーガーを目指して頑張っているのだと思います。

しかし、アメリカの球場にはほとんどネットがありません。小さめのバックネットがあるだけなので、ライナー性のファールボールがしょっちゅう飛んできます。日本の球場には外野のホームランポールまでとはいきませんが、内野席にはネットが設置されていて、ファールボールなどの危険からファンの方々は守られるようになっています。ファールグラウンドも広い日本の球場は、ライナー性の物凄いファールボールが飛んでくる事もアメリカよりは少ないと思います。

写真を見て頂ければわかるとは思いますが、アメリカの球場の内野席はバッターボックスからの距離が本当に短く、ファールボールだけでなく、打者が振って滑って投げてしまったバットが観客席に入ってくる事も多々あります。本当に危険です。

野球のボールは本当に硬く、頭に当たって命を落としたり、目に当たって失明してしまう可能性もあります。二日前の試合では、小学生くらいの子供の頭にファールボールが直撃してしまいました。バックネットのすぐ横の前から2列目位に座っていました。幸い、治療をした後にまた席に戻って観戦していたので大事には至らなかったのだと思います。

内野の席で観戦する時には特に試合に集中して、グローブを持参して子供たちを守ってあげて欲しいと思いますし、子供の人数によってはもっと安全な席を選んで欲しいと思います。楽しく夢のあるメジャーリーグ観戦ですが、常に危険と隣り合わせにいるという事だけは頭に入れて試合を楽しんで頂けたらと思います。

是非球場に足を運んでジャイアンツの応援を宜しくお願い致します！

サンフランシスコより、

植松泰良